プロフィール画像とリアルにギャップ有り【#4マッチングサイトリポート】
夫に指定されたサイトに見切りをつけたあと、他をリサーチし別のマッチングサイトに引っ越しました。それぞれ登録時に尋ねられる数々の質問のちがいからも独自のアルゴリズムの特徴が伺えます。
スタートの経緯はこちら⬇からまず
それにしてもあるわ、あるわ。いろんなマッチングサイト。クリスチャン専用とかwidow, widower (女やもめ、男やもめ)専用。どこでどう繋がっているのか?登録した覚えもないのに類似サイトからメールが届くようになりました。そんなことは今どき想定内ですからちゃんと捨てアドレスを使っています。
プロフィール登録だけは無料がほとんどですが、機能を利用するには半年前払いで100ドルほどというのが相場のようです。登録希望者が勝手に打ち込む情報を公開し、お互いの関係性のその先に何の責任も持たなくていいのですからなかなかおいしいビジネスです。
登録時にクレジットカード情報を入れるので、解約手続きをとらない限り、ずっと引き落とされるというのもこの種のサイトの落とし穴。前回のように気に入らないこともあるかもしれないので、少々割高でも今回もお試しで短めの登録を試みることにしました。
ニックネームと年齢、居住地がプロフィール画像と共に掲載されます。質問に答えると自動的にわたしがWidow (未亡人)であることや宗教的スタンス、学歴、飲酒喫煙の有無、体型、子どもの数などデータ化されて示されます。
さらに、自分の言葉で記した自己紹介文を投稿。好きなこと、興味あることどんなふうに生きてきたかがちょっぴりわかる程度の文章にしました。ミシガンの片田舎に住んではいるけど、グローバルにものごとをみつめていたいということを足しました。
ミシガン州は狩猟愛好家が多いので、銃を片手に自慢気にポーズを取っていいるおじさま、射止めたシカの頭をぶら下げて悦ってるプロフィール画像をよく目にします。いくら善人でも「銃を持っていっしょにシカを撃ちに行こう」なんてデートはまっぴらごめん。
前のサイトで紳士的で感じのいい人だと思ってチャットしていたら「パートナーと手を繋いで毎週教会に行くことが夢」なんて言い出されて「あらーこれもだめ!!」と敬虔すぎるクリスチャンもパスです。
信教の自由はレスペクトしますが、信仰心を持たないわたしは、あまりに信仰深いとドン引きします。スピリチュアルであることはいいですけど、特定の宗教に傾倒し過ぎな方は避けたい。
このあたりは、ルックスや体型以上にキーポイントなので、銃やライフルの愛好家、トランプ支持者、宗教に敬虔すぎる人と喫煙者は好まないことも書き添えました。こんなふうふにフィルターかけていくと、簡単に理想のプリンスが見つかるわけもないことがわかってきます。
オクテのわたしは自分から仕掛けていくことが苦手なので、受けたメッセージの中から、よさそうな人を探すという「待ち」の姿勢ですが10人に1人ぐらいは返事してみようかなと思う人が出てきます。
新サイトに登録してすぐ、わたしより10歳も若いMackから頻繁にメッセージが届きました。わりと近所に住んでいる人のようです。プロフィール画像が俳優みたいにいい男でしたので、若すぎると思いつつ先方から絡んで来たんだからまぁいいかと、聞かれたことにだけ答える感じで相手をしていました。
ある日、スーパーから帰ろうとしたときに、スマホに「今どこにいるの?」と Mack からのメッセージが届きました。
「買い物終わって今から帰るところです」
「ワォ!それならとても接近していると思うから、リアルに会ってお互いにHi!だけ言いませんか?」と言ってきました。
「暗くなる前に家につきたいから時間はないけど、Hiだけなら」と返事してしまいました。
帰り道にある市内のガソリンスタンドを指定されたので、OKと返事はしたものの、だんだん詐欺師だったり、怪しい人だったらどうしようとか恐怖が襲ってきて、軽はずみにOKと言ってしまったことをめちゃくちゃ後悔し始めました。
すっぽかして帰ろうか?と迷っていたらまたメッセージが届きました。
Mack「もういるんだけどどこ?どうしちゃったの?」
わたし「すいません、ガソリンスタンドの反対側にいます。怖くなって固まっています」
Mack「Hiって言うだけなのになんでそれが怖いの?😂」
わたし「……すいません。白いトラックここから見えています。今すぐ行きます」
Mack 「Hey! How are you!! ちゃんとドレスアップしてこればよかったけど、こんな格好でごめん」
ジーンズにパーカーに野球帽姿でニコニコ笑顔で握手してきました。
わたし「いえいえ、わたしもジーンズにセーターですから。これが素のわたしです。どう?プロフィールのイメージと違ってますか?」
「いや、ずっとチャーミングですよ。10歳も年上にはまったく見えません」
お世辞だとしてもうれしいことを言ってくれたし、気さくで感じのいい人でしたが、彼のほうはというと「プロフィール写真は20年前のを使っていたな」って感じでしたから、
「コヤツ自分のプロフィールに偽りあるのになぜ会いたがった?」
と、疑問がわいてきました。
でも、よくよく考えれば自分がサバ読み写真を載せているからこそ、相手にもその可能性を疑うわけでそれで確かめたかったのかな?と、がってん。😅
そこで10分ほど立ち話をして別れました。
良さそうな人ですけどビビとは来ませんでした。(←これだいじだよね)
帰宅してしばらくすると、Mackから会えてよかったメッセージが届き、わたしの乗っていた車が汚れていたから、なんなら洗いに行ってあげるし、家のことで男手が要るなら大工仕事は得意だしと押せ押せムードが高まって来ました。
親切で言ってくれていることはわかりますが、わたしはハンディマンを探しているわけではありませんから、だんだん引きモードに。しばらくは毎朝、“Super Good Morning! ” 毎夜、“Super Good Night!” のメッセージが届くようになりちょっぴり困惑。
確かに彼のようなお友だちがいればとっても便利そうですけど、それが理由でお付き合いするのでは失礼過ぎますから、あまり深入りしないうちに返信をフェードアウトしました。
さて、次行こう!
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