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メキシコ・オアハカと絶景イエルベ・エル・アグア

秋の風を感じたらふと思い出した旅。

6年前のちょうど今ごろ、夫婦でメキシコにいた。2018年は5月と10月、2度メキシコ・オアハカ(Oaxaca)を訪れるチャンスに恵まれたのだった。

Oaxacaは、伝統的なメキシコに出会える素敵な都市で、2020年には米国のトラベル情報サイトの世界一の観光都市として、一番人気となったほどだ。日本からメキシコは遠いので、観光地としてはあまり知られていないかもしれないけれど、オアハカは日本でいうなら京都のようなイメージ。

メキシコ南西部にあり、山々に囲まれたこぢんまりした古都だが、建築、歴史、文化、食べ物、アート……とメキシコの伝統文化を感じられるかわいい地方都市だ。

メキシコといえば、カンクン界隈のリゾートが大好きなわたしたち夫婦だったけど、カンクンでは巨大なリゾートホテルが建ち並ぶばかりで、伝統的なメキシコはオアハカのようには感じられない。

なぜ、オアハカかというと大学教授だった夫は、勤務していた州立大学の研修ツアーの引率者として毎年、大学生を連れて訪れていた。

研修ツアーは3週間ほどの日程で、オアハカにある孤児院でボランティア活動をしながら、メキシコ文化に触れて異文化を体験するという類のものだった。

夫はオアハカの研修ツアーから戻るたび、「おもしろいところだから絶対に行くべし」と言い続けた。

そして、2018年の5月の研修ツアーのときに、夫の同僚教授夫婦とわたしは現地で合流することになった。

こんなかわいい街並み。学生と共にぞろぞろ歩いた
オアハカの伝統ある黒陶器、バロ・ネグロの工房を訪ねる
オアハカの木彫り人形は、伝統的手法ですべてハンドメイド
カラフルでかわいい。全てが手作りなので世界に一つの一点物です
世界遺産でもあるモンテ・アルバン遺跡はオアハカにあります
街を歩いていたら、日本の七夕みたいな祭りに遭遇


伝統的衣装を身にまとったメキシカンダンスを堪能したり


スペイン統治時代の面影を残す建築があちこちに
メキシコといえば、カクタス(サボテン)だよね


メキシコを肌で感じるに相応しいオアハカを堪能できた5月の旅から戻ったらしばらくして、ボランティアをしていた孤児院のシスターから、

「10月に孤児院設立の25周年パーティがあるので、ぜひご夫婦でお越しください」

と招待状をいただいたので、夫婦で再び訪れたのでした。

孤児院のパーティの様子
子どもたちがメキシコの衣装で、ダンスを披露してくれたり

10月の旅では、オアハカから車で1時間半ほどのイエルベ・エル・アグアを訪ねた。ここは、世界的にも絶景として知られている。

よく、「死ぬまでに一度は見たい」という表現を目にするけどまさにソレ。

ほんとに、絶景という言葉がぴったりの場所でした。

絶景イエルベ・エル・アグア

つくづく、わたしはいろんなところに行けているなぁと、過去の思い出を振り返っては感謝の気持ちが湧く。と同時に、生きている元気な時間は、もっともっといろんな世界を見て体験しておきたいという思いにかられている。

この先、再びオアハカを訪れることがあるかどうかはわからないけれど、おもしろいところだったから、いつかQPさんとも行けるといいなと思っている。

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yahoi /ライフエディター・エッセイスト
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