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家のメンテナンスに忙しい季節です【#21家にまつわるストーリー】
久々にこのシリーズです。
昨年の今ごろにこんな投稿しました。
ライディングモア(乗るタイプの芝刈り機)がほしいことを書きました。昨年は結局、近所の芝刈り業者さんのエリックにお願いしました。1回来てもらうと80ドルほどかかるのですが、草の成長の早いときには1週間で伸びてしまいますからかなりイタイ出費です。
なにしろ庭が広いので、仕方がありません。業者さんだと大きな芝刈り機であっというまにやってくれるので三十分ほどできれいにしてくれます。
さて、昨年みんなに却下されてしまったライディングモアは今年もあきらめましたが、どちらにしても普通の芝刈り機は1台は要ると判断して、自動走行付き充電タイプの芝刈り機を買いました。
次男夫婦が同じものを使っていて調子いいからと薦めてくれました。息子たちが買った一昨年に比べると倍近く値上がりしていますが、何でも高騰している米国ですから想定内です。
エリックに毎回80ドルでやってもらうことを思えば9回で元が取れます。わたしが刈ることに費やす時間さえ無視すればですが……。どのみち、わたしは外で庭仕事することは嫌どころか楽しめるほうです。毎日フィットネスジムに通っているぐらいなのですから、健康維持のための運動の一貫と捉えれば、草刈りで汗をかくのも悪くありません。
というわけで、業務用の大きなライディングモアならば30分の仕事ですが、わたしが手押式セルフプロペラ草刈り機でうちの庭を全て刈ると時間にして4〜5時間ほどかかります。
とはいえ、ぶっ続けでする必要もなくバッテリーがどのみち切れてしまうので、天気の良い日で気が向いたときに2日間ほどかけて庭中を芝刈り機とともに歩行中です。
芝刈り機が使えないところは、トリマー(刈払い機?)を使います。
なにしろ、我が家は東京ドームの半分よりちょっと大きいぐらいの敷地です。自然のままに放置してあるところの方が広く芝刈りが必要なところは家のまわりだけですが、それでもかなりの面積。草は冬が来るまで伸び続けるのでエンドレス。
このあたりでは、一般家庭なのにライディングモアだけでなく、トラクターも所有している家もけっこうあることに頷けます。このスケールのでかさもアメリカの田舎暮らしならではなのでしょう。
そしてもうひとつ、今進行中のプロジェクトがデッキのステイン塗装です。
我が家には4箇所もデッキがあります。夫がそれぞれの用途で外に出られるようにと、ガレージ横の屋根付きデッキ、ダイニング横のみんなでBBQなどできるデッキ、マスターベッド横のプライベートデッキと廊下横の小さなデッキを作ってしまいました。
ここでもちらりと伝えていましたね。
わたしなら、ダイニング横だけで十分と考えましたが、何しろDIYの好きだった夫が自分で作る予定で柱の埋め込みをお願いしそのように家をデザインしてしまっていたので、4つもあってしまうのです。
今さら文句言ってもしょうがないのですが、わたしはウッドデッキはずっと、何年かおきにステインの塗り替えを強いられるので最小限にしてほしいと思っていました。ところが、人の意見を聞かない「欲しいものは欲しい」の夫がデザインした家に住んでいるので、4っつあってしまうわけです。
新築のうちは、木材がじゅうぶんに乾いていないため、翌年か翌々年ぐらいに塗装をするようにと聞いていました。昨年しようと思い、プロに4箇所のデッキのステイン塗装の見積もりをお願いしたところ、ざっと見積もって5000ドルと言われました。😱
デッキにステイン塗るだけに5000ドル?!!と目の玉が飛び出しかけたので、昨年しようと思っていたけど考え直してしまいました。
もちろん、5000ドルにはステインを塗るだけでなくその前の高圧洗浄機による下処理なども含まれます。洗浄後の乾燥や塗装後の乾燥など、お天気が良くなければ作業できませんから、何かと日にちもかかるため、人件費やステイン、機材などを考慮すれば妥当な見積もりともいえます。
しかし、5000ドル!!です。もったいない!
2度、カリビアンリゾートに行ける!と思ってしまうわけです。
そりゃあ、プロのがちょっと上手とは思いますが、結局は面倒くさいだけのことなので時間のあるわたしがやることに決めました。わたしの生きている時間の使い方はわたしが決めればいいわけです。
ステイン代と塗装に必要な刷毛やパッドなどを入れてもは500ドルはかからないし、高圧洗浄機も電気式のものなら200ドル以下ですから、多めに見積もっても1000ドルあれば材料は買えます。
高圧洗浄機はあれば、洗車、外壁や窓の洗浄などなどいろいろ使えて便利そうです。
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天気予報とにらめっこしながら、あやしい日は洗浄の日で、天気のいい日には音楽聴きながらデッキでのステイン塗りを楽しんでいます。すでに2箇所はステイン塗装終了。今週中にあとふたつの塗装完了を目指して頑張っています。
この家は「夫が生きた存在の証」
夫が遺してくれた家だから、できるかぎりたいせつにメンテナンスしてあげようという気持ちがある一方で、もし今も夫が生きていたなら「なんでこんなにたくさんデッキ作っちまったんだよ〜!」と夫の目の前でブツブツ言っているなと、生きていた場合の自分を想像しながら4000ドル(5000ドルから材料引いた額😆)節約に勤しむこの頃です。
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