息子の対応、母とワイフではちがう【息子夫婦と暮らす#8】
人々にはそれぞれプライオリティってものがありますよね。わたしが「これ買っといてね」と頼んでおいたものを、息子タローに勝手に変えて注文されました。
別に恨にもってはいないのですがね。😅
⬆こんな運びでこのたび、郊外でも電波が安定している会社に乗り換え、ついでにスマホも新しいのにしました。
我が家はみなアンドロイドユーザーです。スマホを買い換えるのに長男と次男のスマホは800ドルで下取りしてくれることがわかりました。末息子のは600ドル、わたしのはもともと安モノなので下取りされません。
次男のスマホは買ったときにリファービッシュ(返却品を安く購入したもの)で買い、2年以上使ったというのに買った時の価格より500ドルも高く買い取ってもらえることがわかりました。
息子3人とわたしで次はどれにしようかと相談しましたが、結局全員が同じ機種にすることにしました。息子たちはそれぞれが仕事にも使うのでいいスマホ=いいカメラ搭載機種は必須のようです。
わたしはいいのを持っても、それほど使うこともないだろうと思うので「宝の持ち腐れ」だから無駄に高級機種の必要はないと言い張ったのですが、タローにみごとに論破されました。
「安いの買って下取り価格ゼロなら、買った金額すべて償却したことになる。オレたちのはもとが高くても下取り価格が高価買取りだから、償却価格は変わらなかった。だったら持っている時間、現代の最高テクノロジーの恩恵を受けて過ごした者勝ちじゃん? 」
確かに……。
次男なんてうまく買ったので500ドルも得してるし……。
わたしの場合、昭和的清貧思想があまりに身につきすぎて、目先の価格ばかりに目が行き、結果賢くない選択をしていたのかもとちょっぴり気付かされました。
そんなわけでタローのアドバイスを聞き入れて、S21 Ultra 5Gにしました。使ってみると、これまでのわたしのしょぼいのに比べるとスイスイ過ぎるし、カメラの質に今さら驚いています。庭から見える遠くのシカもスマホで簡単に撮れます。シングルテイクって機能で写真を撮ると、瞬時にいいショットが複数撮れて、編集された動画まで数種類できています。おまけにBGM付きです。おったまげました。
せっかくスマホを新しくしたので、じょうぶなケースが要ります。ネットで物色、レビューもちゃんと確認し、タローが注文するときについでに買ってもらうようにとリンクを送りました。
これまで、わたしのスマホケースはずっとピンクだったので、わたしのだとすぐにわかるようにピンクにしました。ピンクのケースはわたしにとってはプライオリティです。
ところが、どっこい翌日タローが言いました。
「オレに送ってくれてたリンク見たけど、あれよりもオレがこれまで使ってきたブランドので、もっといいのがあるからそっちで注文しておいたから。質はオレが保証しちゃう。いいよね!」(←得意げに)
「えー?! 色は?」
「オレと同じの注文したから黒だよ」
「ピンクのお願いしたのに、勝手に黒に変えたわけ?」
「色なんてどうでもいいっしょ? オレのお勧めのケースは黒しかないんだからさ。分厚くなくて軽いのに頑丈だから絶対に気にいるから」
「いゃ、ピンクがよかったんだけど……」
「そんなにピンクがよかったの? ……じゃあピンク注文しなおそうか?」
「もう注文しちゃったんならしょうがない……まぁいいわー」
さて、タローのワイフのムーちゃんはブルーが大好きなので、いろいろがブルーです。車もブルーがいいので買うときに探すのに苦労したそうです。
「ねぇ、これもしムーちゃんだったら、聞かずに変更しないでしょ?」
「そりゃーしないよー。めちゃ機嫌悪くなるもん」
さて、母の希望は軽視されているのか?
はたまた、わたしなら「まぁ、いいや」の一言ですぐに妥協することを理解しているからか?
いやいや、すぐに落としそうなわたしのことだから、何より質の重視を優先する息子の思いやりか?
英語ではよく“Happy wife Happy life”という言葉を聞きます。ワイフの機嫌を損ねないほうが幸せだよって意味です。
たぶん、母親の機嫌が少々悪くなっても息子にはどってことないのでしょうね。もっとも、そんなことでわたしは機嫌を損ねませんけどね。
というか、スマホもケースもタローがみんな買ってくれたみたいなので、文句言ったらバチがあたりますね。
タローよありがとう。
もうしばらくいろいろと分析を楽しませてもらいますね〜。