拡張の世紀 テクノロジーによる破壊と創造
ヒトがテクノロジーへの適応を続けてきたことは間違いないが、
これからの２０〜３０年は、
過去１０００年かけて体験した以上の変化が
人類に降りかかってくる。
2018年4月12日発行
序章：スマート化された生活
拡張世界の生活
拡張時代の大予測
拡張時代の雇用とビジネス
「拡張時代」へのロードマップ
第１章：テクノロジーによるディスラプションの歴史
工業化または機会化時代
原子力、ジェットまたは宇宙時代
情報またはデジタル時代
歴史上最も効率的な利益獲得
第１部：ディスラプションの２５０年
第２章：「拡張」の時代
過去の起きたことはまた起こる
ディスラプションが時代を超えて際立つ理由
雇用への影響
フリーランス、転職、クラウドベース雇用
生活の「拡張」
第３章：姿を消すコンピューター
ネットワークとインターネットウェブ
インターフェースとインタラクションのデザインの進化
画面からセンサーへ
ソフトウェアの進歩とユビキタス・コンピューティング
コンピューターはチップ上の CPU から、あらゆるモノと場所へ
話している相手がコンピューターと判別できるか？
チューリング・テストか否か
第４章：ロボットの優位性
不気味の谷に橋を架ける
ロボットは爆発的に増加する
自宅のガレージでロボットを作る？
ロボットに支配された世界での生活
アマゾンはロボット・ワーカーが大好き
ロボットにはあなたが見えている
人型ロボット（ヒューマノイド）
ロボットに共感力が必要な理由
ロボットの未来に関する大きな疑問
第２部：スマート・ワールドの進化の仕方
第５章：Human 2.0
自己定量化から自己活性化へ
フィットネスの定量化
睡眠の役割の定量化
摂取カロリーの定量化
寿命の延長
自己活性化
テロメアの長さ
酸素摂取能力
サルコペニア
骨減少
好中球減少または神経変性
診断の再定義と医学の拡張
マイクロ流大砲とラボオンチップ診断
個人向け高精度治療
生体拡張
ゲノム編集：CRISPR
Casg と TALEN
近未来の遺伝子治療の利用
遺伝子組換えと移植用臓器
第６章：人間の「拡張」
作り直し可能な人間
３Dプリントの人造人間
ブレイン・マシン・インターフェース
センサー、ウェアラブル、インジェスティブルとフィードバック・ループ
感覚の拡張
拡張現実、個人用ヘッドアップ・ディスプレイ(HUD)、視覚強化
健康、バイタル数値、バイオメトリクス
コンテキスト型意思決定と最適化
視野最適化および強化機能
バイオニックの両耳聴覚強化
拡張現実と仮想現実のある生活
知性の拡張
第７章：ライフストリーム、エージェント、アバター、アドバイザー
パーソナルライフストリームとの生活
指示を受けて動くエージェント・アバター
初音ミクがアバターについて教えてくれること
セールスマンの死
ビッグデータ理論：AI ははるかに大量のデータを分析する
アドバイスはリアルタイムが最良
あなたのことは機械のほうがよく知っている
第３部：「拡張」の時代
第８章：鉄道、航空機、自動車、住宅
自動運転車のある生活
空飛ぶクルマとロボット・ドローン
リニアとハイパーループ
住宅のスマート化
第９章：スマートバンキング、決済およびマネー
銀行行かずのいつでもバンキング
モバイルが銀行口座になる
世界の金融エコシステムへのインパクト
クレジットカードは不要に
拡張小売業におけるマネーの役割
マネーの効率化
ブロックチェーンの必要性
自動運転のクルマが銀行口座を保有する
拡張時代が銀行に非常に不利な理由
すべてはテクノロジーベースへ
第１０章：「拡張」世界における信頼とプライバシー
信頼のつながり
信頼は常にソーシャル
信頼とプライバシーの対立
第１１章：「拡張」都市とスマート市民
私たちが都市に住む理由
真のスマートシティの構築
スマート・コラボレーション
スマート交通システム
スマートグリッドとエネルギーシステム
スマート・ヘルスケア
スマートな環境汚染低減
スマート緊急対応システム
拡張都市
AI はスマートシティを支える「スマート」な存在になるか？
第１２章：新時代のエンゲージメント
感情発生タイミングの拡張
サービス・デリバリーの拡張 (2015~2020)
新しい経験とその提供 (2020~2025)
インスタント製品の世界 (2025~2040)
小売業界と旅行業界を変革する４つのテクノロジー
小売業界にロボットと AI が及ぼす影響
マシンは目を凝らし、耳を澄ませている
著者：ブレット・キング
Brett King
テクノロジー・フューチャリスト。ムーブン（Moven）創立者。TED カンファレンス、ワイアード、エコノミストなどで基調講演を行い、４０を超える国で５０万人にテクノロジーが社会に与える影響について公演している。また、ホワイトハウスで国家経済委員会に対しバンキングの将来を助言し、米国、中国、EU、世界銀行の規制当局にも招かれている。