ありがとうのはなたば
息子がお気に入りの絵本に出てくる、ちいさなはなたば。
主人公が助けた子がお母さんと再会し
一生懸命集めた花で作られた花束をもらうラストで必ず
「わぁ~、ちょーだい」
「はなたばがほしいの?」
「はい~、ちょーらい」
と頬の横に手を出す小さい子特有の不慣れな仕草で
花束ちょうだい。のアピール。
ありがとうと渡されたその小さい花束が本当に素敵なものだと感じたのかと思うと
感受性が育っていることに気づいて、とてもうれしく思いました。
あんまり欲しがるので
ありがとうという気持ちを込めて作ってあげようと思いました。
フェルトと、茎部分の芯材にストロー、綿を用意して
お昼寝の間にちくちく…絵本の絵のとおりのデザインがいいなあ、と考えながら
頭でっかちだから花瓶から重さで出ちゃうかもしれないけど
きっと手にもってることの方が多いだろうし…
いろいろ細工するのはあとからできるし、
とりあえず、完成。
寝顔を見ながら、いつも元気に過ごしてくれてありがとうの気持ちをこめて。
「これ、○○がいつもママにハッピーをくれるから、ありがとう!プレゼントだよ❗○○のだよ~どうぞ」
お昼寝から起きてきて、お花を見て笑顔を咲かせてくれました。
絵本みたいに匂いがするかな?とクンクンしている様子もかわいい(笑)
実は花の表面に余ってた塗り香水を少しつけて
匂いも大事な五感刺激のひとつだよねと、ちょっぴり仕込んでおいたのがよかったみたい。
すごく喜んで、ずっとクンクンしているのが楽しそう。
その姿に大満足であらためて、「ありがとう!」と言うと
「やったー❗ママぶん~、(ママの分)○○ぶん~(僕の分)、どじょ(どうぞ)」
欲しかったのは、もしかして私にあげるため?
うちのボーヤはなんて育て甲斐のある子かしら❗
一生分の親孝行を毎日もらっている気がします(笑)
「ありがとう~」「あーとうー」
ありがとうを言い合えることが、こんなに幸せで尊いものだと、やり取り遊びを通して教えてもらいました。
寝る直前に遊んでくれてたり、
いまもおもちゃ棚の端にちょんと生けられていてかわいいです。
息子が将来大きくなったとき、どれ程花束を贈り、いただける存在になるか、たのしみです。