開催報告:フォトアート教室~写真で作品を作る・見る~
昨年から定期開催している、「フォトアート教室」。はなだフォトワークスすみだの花田友歌さん主催のお教室のサポート講師として参加しています。
◆今回のフォトアート教室のご案内
2/4日に3クール目の2回目が開催されましたので、内容をまとめます。
◆1回目のフォトアート教室の内容はこちら
チェックイン
「好きな場所」
はじめは、「好きな場所」を考えるミニワークから。
・布団の中
・水の中
・あたたかい場所
・図書館
・トランポリンのあった公園
・ドイツ!!
などなど
みんな、今まで行った場所や、普段の居心地の良い場所など、思い思いの場所を上げながら、どうしてその場所が好きなのか、その場所に行くとどんな気持ちになるのかなど、お話してくれました。
写真で作品を作る
写真を見る
前回自分が撮影した写真を、写真用紙とコピー用紙に印刷したものを各自に配布。約1ヶ月前に撮影した写真を懐かしく見つつ、どんな写真を撮っていたのか、簡単に振り返りました。
そして、今日何をするのか、はなちゃんからみんなに説明していきました。
写真を切る
まずは、自分の写真を思い思いに切ることからスタート!
「自分が撮影した写真」なので、写真をどんな素材に変えてもOKだよ!という声掛けのもと、ハサミや手を使い、切ったり破いたりくしゃくしゃにしたり、好きなようにしてもらいました。
ストレス発散だー!
と言いながら、普段はなかなかやりきれない「好き勝手さ」で、素材を作り出していました。
とにかく楽しそうにやっていたのが、印象的でしたし、2種類の素材(写真用紙と紙)の写真を扱うことで、素材ごとの違いも感じながら写真を切っていました。
写真を貼る
次は、切った写真を、のりを使って台紙に貼っていきました。
お約束は、
「台紙を写真で埋め尽くすこと」
たった1つ。
他は、「自由」でOKだったので、先ほどの切る同様、みんな好き勝手に貼って楽しんでいました。
・のりをこんなに使ったの初めて!
・紙や写真をこんなに破るなんて!!
フォトアート教室だから出来ることを、思う存分経験してもらいながら、子どもたちが没頭出来る空間になるよう、声がけをしていきました。
「完成形」をイメージしながら貼っていく子、計画を立てずになんとなく貼っていく子、途中からやり方を変える子などなど、様々な子どもの個性を感じる時間になりました。
「自由」に作るということは、意外と慣れていないこと。ですが、自分が撮った写真という素材があるからこそ、自由で良い。
自分の撮影した素材は「自分の著作物である」こともお伝えしながら、自由に作品作りに没頭してもらいました。
作品を鑑賞する
作った作品を、対話型鑑賞のやり方でみんなで見ていきました。
まずは、作ってみた感想から。自分の作品を見ながら、作った感想を共有。
その上で、みんなで、どう見えたか、作品の違いなど、気付いたことを自由に発言していきました。
一人一人の気付きが違うことにも「対話」を通して気付きながら、各自が作った作品を見合いました。
最初に撮った写真とは全く違う作品の数々に、それぞれの個性もキラッと光りながら、楽しい鑑賞タイムとなりました。
自分の作品だけでなく、他の人の作品と見比べることで気付くこともある。友達の作品の良いなと思った部分を探すこと、回数を重ねる度に上手になっていると感じます。
最後に
自分の撮った写真を自由に切って加工し、それを台紙に貼って、自由に作品を作りました。
自由に切って貼ってもらいましたが、人それぞれ個性が出て面白い作品が出来、また友達の作品と見比べることで気付きや良いところが見えてくることも、感じてもらえる時間になったのではないかと思います。
1人1人個性や得意なこと、感じ方はそれぞれ。
だからこそ、フォトアートの力を使うことで、子どもたちの潜在的に持っている力を引き出せるのではないかと思います。
次回は、今回作った作品をさらに鑑賞しながら、「言葉」を添えていきます。ご参加ありがとうございました。
興味を持たれた方は、ぜひ、はなだフォトワークスすみだのSNSをチェックしてくださいね。
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