開催報告:EQ×香りのワークショップin墨田
9/8日、EQ×香りの親子向けワークショップを、墨田区錦糸町の墨田区産業共創施設「SUMIDA INNOVATION CORE」にて、開催しました。
大人13名、子ども9名(年長~小4)、計22名で、終始にぎやかに、楽しく進めていきました。
◆今回お借りした場所はこちら
なぜEQ×香り?
「EQ×子育て」のオンラインワークショップを、アイズプラスのEQ+LAB.編集長のゆっこさんと、昨年から不定期で開催していましたが、7/21日に鎌倉でリアル開催し、ぜひ墨田区でも実施したい!!と思い、ゆっこさんを墨田区までお呼びして、実施することとなりました。
今回のナビゲーターはゆっこさん
前回の7月のワークショップでは、EQと香り、役割分担をしながら進めましたが、今回はEQも香りもゆっこさんに担当していただき、進めていきました。
2時間という限られた時間の中で、EQのこと、香りのこと、実験、香水作り。。盛沢山な内容でお届けしました。
EQについて
チェックインは、how do you feel?
アイズプラス社のワークショップでも頻繁に使われている、ムードメーターを用いて実施しました。
同じ場所にいるみなさんですが、それぞれエネルギー・フィーリングの点数も異なり、色や感情も違う。「違って良い」「現在地を知り、共有することが大切」とお話していきました。
また、ご家庭ですぐに使えるよう、How do you feel?の表をお配り。
アメリカのSEL教育の話もしながら、感情を言葉にすることの大切さ、感情の影響力の大きさ、弱くなって良いことなど、お伝えしていきました。
香りについて
続いて、香りのお話。
みなさんの好きな香りを聞きながら進めていきました。
香りが脳に届くメカニズム、有害な香り、それぞれの香りの効果など、わかりやすくお話しいただきました。
また、子どもたちお待ちかねの実験タイムでは、エッセンシャルオイルをプラスチックに垂らし、変化を確認。
・なんでー?
・わぁーすごい!
・いい香りー!
などなど、子どもたちの素直な声が飛び交いました。
香りを作る
いよいよ、たくさんの香りの中から、好きな香りを選らんで、自分だけのオリジナル香水をつくります。
今回は3グループに分け、香水をつくりました。
・この香り好きー
とニコニコしたり、
・うわぁー苦手、くさいくさい!
とイヤな顔をしたり、
忙しく感情を見せてくれるのは、大人も子どもも同じ。直感的で、率直な気持ちが、次々に引き出されていました。
私は、7月同様、「慣れないにおい」も多く、ピンとくるもの、こないものがありました。しかし、人によっては、「どの香りも好き」という人も!本当に1人1人感じ方が違うことを、実感しました。
そして、慣れないながらに、森などの自然系の香りや柑橘系の香りをかぐと、心地よいのかもしれないと、感じました。
人によっては、香りを単品で楽しみたい人、混ぜて楽しみたい人、好き嫌いが激しい人、どれも好きな人、それぞれの個性が出ると感じました。そして、今喫緊の課題と思っていること「呼吸が浅くて困っている」「眠れなくて困っている」「イライラして困っている」など、自覚している症状に合わせて心地良い香りを選んでいる人もいました。
私が個人的に面白いと感じたことは、長女の香水つくり。7月開催時も香水を作っていましたが、今回は仲良しの友達と一緒に作ったこともあり、「快」に感じる香りも友達の影響を受けていました。
人は関係性の動物
だれといるかで、直感的に選択が変わったり、快と感じる香りも変わることもあるのですね。友達と一緒にいるからこそ出来た長女の香水は、前回の香水とは少し違う、彼女らしい素敵な香水となりました。
クロージング
クロージングは、ビジョンカードを用いながら、①香水にニックネームをつける②スモールアクション、をお話。ファミリーごとに前に出て、お話いただきました。
ビジュアルのカードを用いることで、大人も子どもも一緒に、直感的な言語化が引き出せます。
みなさん選んだ香りが違ったり、同じ香りでも選んだ理由が違ったり。
ビジョンカードも、同じカードを選んでも、添える言葉が違ったり、同じものを見ても見え方・捉え方は人それぞれだと感じます。
また、「ニックネーム」を発表するときの子どもたちの可愛らしいお顔!ネーミングも可愛らしく、お家に帰ってからも、自分で作った香水を可愛がってくれることが想像出来ました。
ニックネームをつけることで、より香水に愛着がわき、日常の生活に香りや感情を取り入れるきっかけにしてもらえたら嬉しく思います。
参加者の声:一部抜粋
・親子でワークショップに参加するのは初めてだったのですが、とても楽しそうに過ごしていてわたしも嬉しかったです。さっそく、作った香水をお風呂に入れましたが、お風呂の中で鼻歌を歌っていました。よほど気分が上がったのだと感じています。
・「How do you feel?」を、さっそく家で子どもたちと取り組んでいます。気持ちを言葉にすることは、大人は経験から出来る部分もあるけど、これから思春期を迎える子どもは、「自分の気持ちを自覚すること」が大切になることに気が付きました。知識があるのとないのとでは違ってくるので、知れてよかったです。
・香りについて知りたいと思っていたのでとても良い機会でした。子どもが作った香水、帰宅後に家族みんなに褒めてもらって、嬉しそうでした。まずは仕事場に心地良い香りを持ち込みます。
・EQのことは全然知らなかったのですが、子供と一緒に聞けて、帰宅後も感情レベルについて話したりできて、とっても良かったです。思ったより子どもがしっかり聞いていて、一緒に学ぶことも良いと感じました。
・たくさんの香りをかいだことで、好きな香りを知れました。また、子どもが好きな香りと自分の好きな香りが違うことに驚きました。
・モヤモヤしている気持ちのままで良いのかも?と思えました。家族みんなで、風通し良く過ごしていきたいです。
まとめ
4年ぶりの墨田区開催。みなさんが笑顔で帰っていかれるのを見て、ホッとしました。そして「リアル開催は良い」。直接お話をして、一緒に感じられる空間の良さを、再確認しています。
私はこれから、「すみたいわ(墨田×対話×住みたい)」を広げるワークショップを開催していく予定で、準備を進めています。今回のEQ×香りのワークショップをきっかけに、墨田区の中での活動も広げていくので、ぜひ応援いただけると嬉しいです。
ご参加くださったみなさん、一緒に企画してくれたゆっこさん、見守ってくださったアイズプラスの池照さん・福島さん、場所の提供をしてくださったSICの方、みなさん本当にありがとうございました。