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おはなしするとスッキリする~長女9歳からのギフト~

みなさんは、自分の気持ちや想いを言葉にするのは得意ですか?

私はコーチとして活動するようになってから、意識して言葉にすることで、出来るようになってきました。しかし、元々得意だったわけではなく、後天的に繰り返し言葉にしていったことで「慣れてきた」という感じです。

そして、我が家の長女9歳は、よくおしゃべりするタイプですが、自分の気持ちを言葉にするのは苦手。「本当はどうしたいの?」と聞いても、言葉が出てこなかったり、「どんな気持ち?」と聞いてもだまったり。

自分の考えがないわけではないけど、「言葉にして出す」ことが得意ではありません。(子どもの場合は、自分の気持ちをどう言葉にして良いか、語彙力の問題でわからなくてだまることもあります)

そんな長女から、「おはなしするとスッキリする」という言葉を聞けました。感動したので書き留めます。


興奮して眠れない

昨日は、はじめての学芸会でした。
学年の友達と作り上げた劇は、明るくにぎやか。長女もセリフをもらい、ダンスを中央で踊り、笑顔で参加していました。

その夜のこと、学芸会後で疲れていると思ってはやめに布団に入れましたが、歌を歌ったりおしゃべりしたり、寝付けない長女。なんとか静かに布団に入って寝る姿勢でいるも、次女と末っ子が寝た後も、寝付けずもそもそ。

寝かしつけ終了後に起きていた私のところに「もっと話したい」と言ってきました。

その時、時計は22:15。普段だったら「早く寝なさい」という私ですが、次の日もお休みなこと、長女の表情が笑顔だったことから、少しお話することにしました。

眠れないほどの興奮って?

みなさんは、「興奮するほど眠れない夜は?」と聞かれて、どのような夜を思い出しますか?

・次の日に楽しみなことがある時
・やりたいことがばーーーっと広がり妄想が止まらなくなった時

私は、上記を思い浮かべました。そして、今日の長女は「楽しいことがあった日に興奮しすぎれ眠れない」。私にはない興奮に、長女の中でどんなことが起きているのか、興味をそそられました。

話を聞いていったその先に

一通り、長女が話したいことを聞いた後、ビジョンカードで「気持ち」を聞いていきました。

深夜に長女が選んだカード

上の2枚が学芸会本番の気持ち
下の2枚が今の気持ち

順番に話を聞いていくと、本番でたくさんの気持ちを感じて、そのまま寝ようとしたところ、独りぼっちな気持ちになったとのこと。

「もっと教えて~」コーチの自分が発動しました。

・胸のあたりのこころにいろんな気持ちが生まれてきたこと
・その気持ちをそのまま寝ようとしたら、気持ちがいっぱいになってモヤモヤしていたこと
・1人でいろいろ考えていたこと

など、教えてくれました。

長女の胸のあたり、こころでどんなことが起きているのか、もっと聞いていったところ

・話をしたらスッキリした
・こころが軽くなった
・何を考えていたか整理できた気がする

とのことでした。すごいですね。普段、母である私がやっている大人向けのコーチングセッションのように、長女からもスルスル、気持ちが出てきました。

気付きが気付きを広げる

おはなしするとスッキリするね

そう言いながら、さらに気付きを言葉にしてくれた長女。
普段から、気持ちを言葉にして欲しいことを繰り返し伝えている私ですが、長女自ら気付き、その気付きを広げて話してくれる姿に、頼もしさを感じました。

子どもは親が思うペースで気付くわけではありませんが、日々繰り返していた「言葉にすることの大切さ」を、長女なりの気付きで広げてくれている。子どもの可能性は無限大であり、親があれこれやきもきするより、本人が日常の中からヒントやきっかけを得ていくことを実感しました。

・おはなしをしないでいると、小さなモヤモヤが貯まり、気持ちがパンパンになってしまうこと。
・こうやって言葉にすることで、スッキリすることが分かったこと。
・言葉にしたことで自分の中の引き出しにしまわれた感じ。しまったことで、スッキリしたのかも。
・引き出しがどんどん増えていったら良さそう。
・それでも言葉にすることができないこともあるので、そういう時は絵を書いたり文字に書いたりすること。

長女のことばが次々とあふれていることに、私も興奮しながら聴いていました。

そして最後は、一緒に寝よう~と甘えてきた長女。
もう9歳、まだ9歳。可愛いなと思いながら、一緒に寝ました。

1人ひとり、感じ方が違う

今回の長女との関わりが、次につながるのかはわかりませんし、劇的に親子のコミュニケーションが変わるかもわかりません。

しかし、このような関わり方が出来たことで、この「点」を増やし、いつか何かと繋がっていくと良いなと願っています。

1人ひとり感じ方は違うし、感じるタイミングも多様

親はその瞬間を待ちながら、気付きの種を植え続ける、忍耐の必要なポジションなのかもしれませんね。

長女との進展があれば、また書き留めたいと思います。
まずは私の感動を、忘れないうちに言葉にしてみました。

親子のコミュニケーションでお困りの方
どうやって子どもとコミュニケーションとったら良いか迷っている方

ヒントになったら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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