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「内容の薄いコンテンツをダラダラと」は合わなくなってきた
桜井政博の「ゲーム作るには」というYouTubeチャンネルが完結したので、隙間時間を見つけてひと通り見返している。
全256回で総再生時間は30時間ちょっとらしい。かなりの量ではあるが、毎日コツコツ見ていけばそのうち見終わる程度の分量だ。何より、各動画の時間が2分から5分程度と短いので、隙間時間にサクサクと視聴できる。このスタイルがとても心地よい。
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最近引っ越したのだが、今の家にはテレビがない。正確に言うとテレビそのものはあるが(前の家から持ってきたので)、地上波のアンテナを設置していないので、テレビ放送を受信することができない。
地上波アンテナを設置することも検討したのだが、今のところ特に不便を感じていないので、そのままになっている。引っ越しや新居に伴う出費が多い中、優先順位としてテレビ回線は低い。
もちろん、永遠にテレビがないというのもそれはそれで問題だと思うので、どこかの時点で導入することは考えているものの、現時点では設置の予定はない。最近ではYouTubeライブなどでもニュース番組が放映されているため、朝はそういったものを流して情報を得ている。
元々あまりテレビを見ないタイプだったこともあり、前の家で普通にテレビが視聴できた時も、民放を見ることはほとんどなかった。そうした生活習慣もあってか、そもそもテレビのスタイルが自分には合わないと感じている。その理由を少し言語化してみたい。
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まず、テレビの情報量が薄すぎるという点。娯楽メディアなのだから致し方ないのでは、という点を差し引いても、見ても見なくても大して変わらないし、見た後に自分の中に残るものが少ないと感じる。
テレビはその性質上、誰がいつ見ても分かるように設計されており、内容が薄くなりがちだ。情報の密度を高め、初めのほうから視聴していないと理解できないような内容にすると、それだけで視聴者を限定してしまう。
もちろん、NHKスペシャルなどの密度の高い番組も存在するが、民放ではあまりそういった内容の番組はないし、NHKでも作り込まれた番組はそれほど多くはないように感じる。
最近では、映像メディアはボクシング解説や将棋解説など、専門的なYouTubeチャンネルを見ることが多くなった。こうしたチャンネルはターゲットが非常に明確であり、その分内容が濃く、理解の助けに非常に役立つ。
さらに、動画が短時間で完結しているものが多い点もメリットだ。将棋番組はNHKでも放映されているが、どちらかというと初心者向けであり、合う合わないがあるだろう。
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短く要点がまとまっていて、短時間で視聴できる動画を連続して見るというスタイルが、現代人のライフスタイルに合っているのかもしれない。
もちろん、YouTubeでも何時間もダラダラと雑談したり、街をぶらぶら歩いたりするような動画もあるが、そうした動画はどちらかというとテレビ的な視聴者が多いのではないだろうか。
僕がこうして毎日、少しずつ文章を書いて公開しているのも、今のYouTube的なスタイルに少し近いかもしれない。このスタイルだと毎日ネタを考えなければならず、そのうちネタが尽きるのではないかと思ったこともあるが、今のところそういう事態にはなっていない。
なるべく簡潔に、要点をスパッとまとめることを心がけていきたいと思っている。「現代人は忙しい」というより、「長時間ダラダラ見ることに耐えられなくなっている」人が増えているような気がするのだ。何より、自分がそうである。
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