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忙しいサラリーマンでも、読書はできますか?

最近、読書時間をもっと確保したいな、と考えている。しかし時間というのは誰にでも24時間平等に与えられているもので、自分だけ追加することはできない。読書は場所を選ばずにできる行為なので、どうやって確保するかよりも、どのような場面を読書時間に充てるか、という工夫になるのだろう。

やはり読書時間の王道は通勤中だ。朝の通勤は混雑するため、集中して本を読むのは難しいこともあるが、それでもまとまった時間を取れるのがメリットだ。勤め人の場合は、電車が書斎だ、という人も多いのではないだろうか。

コロナ禍の間、長いこと引きこもり生活をしていたのだが、緊急事態宣言が解除されて出社が増えるようになったら、しばらく電車での乗り物酔いに苦しんでいた。

しかし最近は通勤も増え、だんだん酔わなくなってきた。こういうものは慣れなのかもしれない。

通勤中以外での読書時間となると、正直なところあまり取れていないのが現状だ。数年前の独身時代は休みの日にかなり集中的に本を読んでいた。休みの日は、それこそ平均で4〜5時間くらい、午前2時間、午後2時間、夜1時間という感じで読んでいた。

いまより若かったので、読書へのモチベーションが高く、集中力があったというだけかもしれないが。いまはそこまで時間を確保することは難しいものの、休日でも二時間程度は充てたいものである。

最近、ポータブルの読書灯を購入した。このポータブル読書灯は、本に取り付けるタイプのもので、LEDで「本のみを照らす」ことができる。色合いの調整も可能だ。

https://www.lifehacker.jp/article/2403-korekai-everise-clip-book-light/

これがなかなかよい。部屋の電気をつけなくても寝る前にベッドで読めるし、仰向けでもうつ伏せでも問題なく使える。

奥さんが隣で寝ていても全く問題ない。もっとも、奥さんは部屋の電気がついていても普通に寝られるらしいのだが、一応この読書灯を活用している。

一週間ほど使ってみたが、不満はなし。部屋全体が暗い中で読書をすると自然と眠気が来て、眠くなったらそのまま寝るというのを繰り返している。これで読書時間も少し確保でき、なんとなく睡眠の質も上がった気がして、一石二鳥だ。

このようにライフスタイルを変えるガジェットをときどき購入しているが、こうしたアイデア商品はコストもそれほどかからないため、非常にコスパがよいと感じる。

読書時間というのは、工夫次第でそれなりに確保できるものだと改めて思う。出社する場合の通勤時間を往路・復路合わせれば1時間以上あり、寝る前に30分ほど読書すれば、1日に1時間半は確保できる。普通の勤め人でも、平日に1時間半ぐらいの読書時間は理論上、簡単に確保できるということになる。

問題は、昔ほど読書に対する情熱がない、という点かもしれない。本を読むのも楽しいが、実際に仕事をしたり、作曲したり、料理したり、将棋を指したりといった「手を動かす」活動のほうが楽しいと感じるようになってきた部分がある。

しかし、読書を通じて物事を別の角度から見ることも大切だと思うので、このくらいの読書時間は何とか確保していきたい。

少し前に「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」という本が話題になっていたが、一番は「本なんて読んでる場合じゃないしな」と思うぐらい、世の中がせわしないのが原因だろう。一時間・二時間ぐらい、スマホの電源を切って、読書に没頭すると脳がスッキリすると思うのだが。


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やひろ
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