自分の傷は自分が思うより複雑なのだ

コンプレックスが極端に肥大化した時に【顔が悪いから全部がダメ】や【この悪癖が有るから全部がダメ】と「自分が欠点としてる部分に焦点を当て過ぎて他の要因を無視して、勝手に単純化させてしまっている」時がある。

どういう事なのかと言うと「コンプレックスになった大きな要因の1つではあるが、全部それのせいにして問題を勝手に悪い意味で簡単に見てしまう」と言いたい。

例えば容姿がコンプレックスの場合【顔さえ治せば】で整形しても【自分の顔がまだダメな気がする】と思い込み身体中を整形して原型すら消してしまい、気づけば度重なる手術により体が弱る時間を早めてしまう。

この場合は「容姿も確かに原因ではあるが、コンプレックスで生み出された心の傷も原因である」ので【仮に顔は改善されたとしても心はいつまでも傷ついたまま】なのだ。

欲しい物を手に入れるor入れたら全て解決する程簡単では無く、それを使いこなすに相応しい状態へリハビリしないと如何に努力して賢くなろうが仕事が出来ようが美しくなろうが【宝の持ち腐れ】へ成り下がらせてしまうし【手に入れてもやっぱりダメだった】と自分を落胆させてしまうのだ。

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