U:nity活動報告〜初めてのファンミ編〜
はじめに
4月初旬、ウキウキハッピーな浮かれたポエムを書いていた私だがその後日常がなかなかのハードモードに突入した。
記念すべきファンネームが発表されたその日に激しい腹痛に襲われその後2週間はまともな食事が取れず2キロ痩せた(そしてすぐに戻った)。やっと落ち着いたと思えば家庭の事情で家事育児(※犬×2)をほぼワンオペで熟すことになり、同時期に仕事でも大きな案件がゴロゴロ転がってきて、元々キャパシティが大きくない私は爆発寸前のところまできていた。そんなこんなで楽しみにしていたイベントに行けなくなったこともあり本気で病み散らかしていた。
そんな日々の中に舞い込んできたのが「オンラインミーティング〜FIRST VISION〜」開催のお知らせだった。
オンラインのミーティングで大袈裟だと思われるかもしれないが、この時の私にとって、その知らせは確かに希望の光だった。
画面越しではあるけれど、今の健人くんに会える。健人くんと同じ時間を共有できる。しかもFC限定なのだからそこは健人くんと、健人くんのことを大好きなU:nityだけの空間になるはずだ。
記念すべき初のファンミがどんなものになるのか、今の健人くんは黒髪なのか金髪なのか、どんなサプライズが待っているのか。毎日毎日想いを馳せながらついにその日はやってきた。
結論から言うと、私たちは最高の時間を過ごした。
こんなに価値のある60分が今まであっただろうか。いやあったかもしれないけれど、多幸感で胸がいっぱいになるこの感覚は久しぶりに味わうものだった。配信終了後はまるで初めてライブに参加したあの日を思い出すような、充実感と興奮が身体の中を駆け巡っていた。
せっかくなのでこの最高の思い出を文字として残しておきたいと思う。
🌟FIRST VISION 大好きポイント🌟
①「楽しみ」の気持ちを伝えてくれたところ
ファンミ開催が発表されてからの1週間、誰よりもファンミを楽しみにしていたのは健人くん本人だったかもしれない。そう思えてくるくらい、健人くんはKTTでファンミを楽しみにしていると、U:nityに早く会いたいと、何度も何度も伝えてくれた。いつもより砕けた文章からは健人くんのわくわくソワソワした様子が伝わってきて、こちらまで健人くんに会える日が待ち遠しく感じられた。
健人くんはいつも嬉しい気持ちや楽しい気持ちを素直に見せてくれる人だ。その素直な言葉は伝播して健人くんに関わる人々まで明るく晴れやかな気持ちにさせてくれる。
健人くんのおかげでI AM:Uというチームは心地よい一体感の中でファンミの日を迎えることができた。
②サプライズを先に発表しちゃうところ
ファンミ開催のお知らせメールが届いた時は驚きと喜びでいっぱいだったためさほど気にならなかった。しかし冷静に考えてみるとやっぱり少しおかしい。
「サプライズ 意味」
1.人を驚かせること。また、驚き。思いがけない出来事。
2.突然の贈り物などで、人を驚き喜ばせること。
事前に言っちゃったらサプライズにならなくない??
私がこの疑問に辿り着いた頃、TLのU:nityたちもまた同じ疑問に辿り着いていた。
しかしさすがは訓練されたTL、「サプライズを予告しちゃう健人くん可愛い」という感想しか流れてこなかった。サプライズの定義なんて些細なこと、健人くんが私たちに何かを届けてくれようとしている、その気持ちが嬉しいのだ。
実際、披露されたJasmine Teaの生歌唱は私たちにとってこれ以上ないほど素晴らしいプレゼントとなった。
「初披露の場所ならI AM:Uファンミだなって直感で感じた」、健人くんは後のKTTでそう語った。最初だからこそ健人くんとU:nityだけの特別な場所で歌いたい。U:nityの前で披露したい。
この気持ちを愛と呼ばずして何を愛と呼ぶのだろう。健人くんのあたたかい愛に触れられたことそのものがサプライズであり、最高のプレゼントだったと思う。
③もはやビジュアルがサプライズ
オープニングが終わり、映像がスタジオに切り替わった瞬間、私は記憶を失った。
““““金髪””””
確かにファンミが始まる前は「黒髪か金髪か、シュレディンガーの健人」とかふざけたことを言っていたくらいなので金髪の可能性は考えていた。金髪がきても冷静に受け止めるぞと覚悟も決めていた。
にも関わらず、だ。
健人くんの久しぶりの金髪姿はあまりにも破壊力が凄まじかった。
金髪に濃いめのアイメイクと真っ赤なリップが映えてもはや三次元とは思えない眩い美しさを放っていた。健人くんを産んでくれたご両親、メイクさん、衣装さんその他関係者の皆様ありがとう…
このビジュアルがサプライズだよ♡と言われても私は全力で「そうだそうだ」と叫んだことだろう。大事な場面ではいつだってバチバチにビジュアルをキメてくるのが天才アイドル中島健人なのである。
また、この神ビジュアルを最初に公開してくれたのがU:nity限定の空間だったことも嬉しかった。真っ先にInstagramにアップすることだってできたのに、意図的にファンミという場所を優先してくれたのだろう。U:nityって大切に想われてるな、愛されてるな、なんて誰かに自慢したくなっちゃうようなそんな気持ちにさせてくれるサプライズだった。
④仕事仲間への感謝
健人くんは今までも仕事で携わる方々への感謝を忘れない人だった。
そしてその真摯な姿勢はI AM:Uというチームの中にあっても変わっていなかった。
ファンミのたった1時間のためだけに用意されたおしゃれな空間にはしゃぐ姿も、一つ一つのモニュメントに触れて「本当にすごいよね」「おしゃれだよね」と大事そうに見つめる姿も、「今度お茶しに行こう」と冗談混じりに気遣う姿も、全てが仲間たちへの愛とリスペクトに溢れていた。その様子からも健人くんが今すごく良い環境で活動できていること、周りのスタッフの方々と同じ熱量で仕事ができているのだということが伝わってきていちファンとしても嬉しい気持ちになった。
健人くんは情熱を持って一つ一つの仕事に挑む人だ。そしてその熱量は時に周りの人々を巻き込んでより良い結果に導いてきたのだろう。そうして共に戦ってくれた人、共に夢を実現してくれた仲間たちの存在を健人くんはとても大切にしているように思う。アイドルという仕事は一人では成り立たないこと、一緒に夢を見る仲間が必要であることをちゃんと理解しているからかもしれない。健人くんはその仲間の輪の中にファンの存在も含めてくれる。みんながいるから自分はアイドルでいられるのだと今まで何度も伝えてくれた。
健人くんと、健人くんに力を貸してくれるたくさんの人たちと、U:nityたちが集う居場所がI AM:Uというチームなのだ。今回のファンミを機に、ますますI AM:Uはより充実した居心地の良い場所に進化していく、そんな素敵な予感がしている。
⑤「中島健人」というブランドを大切にしてるところ
健人くんは自己プロデュースがとても上手い人だ。ソロアイドルになったことでまた一段と「中島健人」というブランドに磨きをかけていくに違いない。
「I AM:U」という場所は、健人くんの中で明確なブランドイメージが固まっていて、その世界観を可視化したものが最初に公開されたムービーだったのだろう。今回のスタジオのセットも洗練された空間が演出されていて健人くんのこだわり、見せたい世界がわかりやすく伝わってきた。
また、ファンミの中ではアパレルグッズを販売すること、会報誌を制作することが発表された。I AM:Uというブランドを身につけることでU:nityに自信を持ってほしい、U:nityに素敵な会報誌をプレゼントしたい。初めてのファンミで健人くんの口から直接、グッズや会報誌への想いが聞けたことが何よりも嬉しかった。
ちなみに今回、グッズ販売や会報誌制作についてアンケートを取ってファンの要望や意見を聞いてくれたけれど、全てが要望通りにならなくても良いんじゃないかなと個人的には思っているし、健人くんもここで全てが決まるわけではないと言っていた。個人的な考えだけど、ファンに寄り添うとは、要望を全て受け入れて言われるがままに行動することじゃない。自分の軸を大切に、その上でファンの気持ちを少しだけ汲み取って味付けしながら、最高の作品を届けること。ただファンに望まれたからではなく、他ならぬ健人くん自身が自信を持って最高の作品を創り上げること。それこそがファンに寄り添うということの本質なのではないかと私は考えている。健人くんは自分の人生の責任を自分で背負える人だから。たとえそれで失敗したとしても誰かのせいにしたり言い訳をしたりしない人だから。ある意味そんな正々堂々とした生き方も「中島健人」というブランドを確立している要素の一つなのかもしれない。
自分のブランドを大切にしながら最大限ファンに寄り添おうとしてくれる。今回のファンミは、そんな健人くんが好きだなと実感できる時間だった。
⑥けんしげひーで話してる時の笑顔が可愛すぎる
ブランドイメージを大切にしている健人くんだが、仲良しの重岡くん、岩本くんと話している時は肩の力が抜けた素に近い表情を見せてくれた。
突然電話をかけるのではなく、事前に説明してアポ取りしてるところが真面目な健人くんらしく、それなのに電話に出てくれるまでソワソワ落ち着かない様子がなんとも微笑ましかった。重岡くんが電話に出てくれた時、岩本くんが会話に加わった時のパァっと輝くような笑顔、くだらない話で少年のように無邪気にはしゃぐ姿は大好きな二人が相手だからこそ見られた一面だ。そして健人くん自身も、二人の前でならありのままに近い自分を曝け出せることを自覚していたに違いない。いつも完璧なアイドルであり続ける健人くんが鎧を脱いだ姿を見せてくれた、とても特別な時間だった。
また、健人くんの大切な友達である重岡くん、岩本くんの素敵なところを知ることができたのも嬉しかった。二人は初めてのファンミであることをとても尊重してくれていたし、健人くんのファンである私たちへの気遣いも見せてくれた。きっと普段から自分たちのファンを大切にしている人たちなのだろう。新しい道を歩み出した健人くんにこんなに頼りになる素敵な友達がいるということ、そして友達との何気ないけれど愛おしい時間を私たちに共有してくれたこと。とても嬉しく思うし、これからもけんしげひーの共演がどこかで見られたらいいなとこっそり願っている。
こっそりと言いつつ、重岡くんの謎テンションと冷静な岩本くんとひたすら笑い転げる健人くんを思い出すと今でも愉快な気持ちになる。絶妙にバランスの良い三人なので、ぜひYouTubeとかやってほしい。
⑦パフォーマンス
②でも触れたが、今回のファンミではラストにサプライズで「Jasmine Tea」が披露された。この曲は今年の元日にInstagramで公開された、どこにも収録されていない健人くんのソロ曲だ。
昨年ライブで我々の魂を鷲掴みにしたROSSOが芳醇で艶やかで強烈な引力が魅力の曲であるとすれば、Jasmine Teaは繊細で甘く優しい、聴いているだけで気持ちが安らぐような柔らかな魅力をもつ曲。健人くんは初めてのファンミという場面で、I AM:Uという場所で、U:nityのためだけにこの曲を披露してくれたのだ。
Instagramで公開されていたMVももちろんとても素敵だったが、この日の溢れる感情が滲み出るような健人くんの歌声は聴く者の心を優しく震わせた。慌ただしい日常から連れ出して甘い癒しを与えてくれるような、そんな心地の良いパフォーマンスだった。
そして後日KTTで健人くんも触れていたが、カメラワークが完璧だった。パフォーマンス中の健人くんの美しい横顔、優しい眼差し、愛おしそうな表情をしっかりと映し出してくれた。プロの仕事である。セットも曲の雰囲気にマッチしていて、改めてチームI AM:Uで生み出した最高のパフォーマンスを見せてくれたことに感謝したい。
⑧U:nityを大切に想ってくれるところ
これはもはや言うまでもなく、他の項目でも散々触れてきたがやっぱり何度でも言いたい。
U:nityって健人くんにめちゃくちゃ愛されてる!
10年以上芸能界で生きてきて、ソロになるという決断が及ぼす影響やファンに与える動揺について、健人くんが予想していなかったとは考えにくい。離れていくファンがいることも覚悟の上だっただろう。健人くんに投げられる心無い言葉の数々に悲しむファンの存在も知っていたはずだ。元々健人くんはファンをとてもとても大切にしてくれる人だったけれど、大変な時期を共に乗り越えてきたからこそ、今まで以上にファンに向き合おうとしてくれている。共に戦う仲間として、夢を追う一員として、U:nityを信頼し、愛してれている。そんなふうに思うのだ。
今回のファンミも根底には「U:nityを喜ばせたい」という気持ちが強く感じられた。髪型に関するアンケートも、いつもツアーグッズが発表されていた時期に合わせたグッズ販売のお知らせも、ライブや歌番組出演に代わるJasmine Teaのパフォーマンスも、全てU:nityのため。ファンミ中だけじゃなくて、ファンミが終わった後もKTTやInstagramでたくさん愛と感謝を伝えてくれた。「また会いたい」その言葉が何よりも嬉しくて。健人くんとU:nityだけの幸せな時間を共有できたことはきっとこの先も忘れられない宝物になるだろう。そしてこれからもU:nityとしての宝物がどんどん増えていくに違いない。
さいごに
夢のような時間が終わり、いつも通り月曜日の朝がやってきた。相変わらず犬は朝5時に起こしてくるし、買い物に行けば絶対に何か忘れるし、洗濯物に引っ付いてるカメムシと格闘しなきゃいけないし、仕事では小学生みたいな計算ミスをするし…儘ならない毎日は続いていく。健人くんを推しているからといって、U:nityという名前をもらったからといって、日常が劇的に変わるわけではない。
ところで、健人くんは世間的にはどんなイメージなのだろう。セクシーサンキューの子?甘い言葉が得意な王子様キャラ?そんなイメージが定着しているなら、それは健人くんの今までの努力の成果だ。健人くんの名言「気をつけてシンデレラ」なんて10年以上も前の出来事なのに、いまだに語り継がれているくらいインパクトを残している。
けれど私は、健人くんはシンデレラを迎えにいく王子様ではなく、シンデレラに勇気を与え背中を押した魔法使いだと思っている。溢れんばかりのアイディアと、たっぷりのユーモアと。ずっと変わらぬ愛と優しさが込められた健人くんの魔法は、変わり映えのない日常にちょっとした彩りを与えてくれる。健人くんの魔法があれば、いつも通りの毎日をちょっぴりご機嫌に過ごすことができる。落ち込んだ時、前を向けなくなった時。ふと健人くんが届けてくれた歌が、伝えてくれた言葉が、健人くんの笑顔が頭を過ぎることがある。その瞬間、重たい気持ちがほんの少しだけ軽くなるのだ。
変わらず日常は続いていく。それでも犬たちはやっぱり可愛いし、家事の要領も掴めてきたし、カメムシへの耐性も少しはついてきたし、一つ厄介な仕事を自力で片付けることができた。時々健人くんの優しい魔法に甘えながら、ほんのちょっぴりご機嫌に、毎日を生きていきたいと思う。
アイドルとファンは鏡写しだと健人くんは語っている。それならば、ファンが届ける言葉もまた、健人くんの毎日をちょっぴりご機嫌にしてくれたら良い。
まずは今の生活が落ち着いたら、おしゃれな便箋を買いに行くところから始めてみようかな。