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起業を見据えたビジネスモデル調査!生成AIを使って夢への一歩を踏み出そう
生成AIを活用したビジネスモデルの調査手法をご紹介します。
ビジネスモデルってなに!?
という方でもすぐに手を動かせるように、簡単な手順に落とし込みました。
本記事で紹介している手法は、実際に2024年10月に株式会社yahDoryで実施したものとなります。
※現在弊社では、情報マッピングシステムPolyppの開発がひと段落ついたのをきっかけに、事業計画を見直しております。ビジネスモデルの調査はその一環で行いました。
※弊社のPolyppについては、以下の記事をご参照ください。
贈り物のように素晴らしいあなたに出会えたことに感謝を。
本記事の執筆は、株式会社yahDoryのtnimが担当しております。
起業という夢を実現するためのビジネスモデル調査とは?
そもそもビジネスモデルって何?
ビジネスモデルとは、
ビジネスがどのように価値を生み出し、その価値をどのように提供し、収益を得るか、
という仕組みを表したものです。
単に商品やサービスを売るだけでなく、顧客にどのような価値を提供するか、そのためのコストや利益構造を明確にすることがビジネスモデルの核となります。
またビジネスモデルとは、
事業を持続的に発展させるための仕組み、
ということもできるでしょう。
アイデアはあるけどどうやってお金にするの?
新しいアイデアを思いつくと、とてもワクワクしますよね。
しかしそれを収益に結びつける方法を考えるとなると、不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
私はよくなります(笑)。
ただなぜ不安に感じるかと言えば、自分にとって未知の領域が多いからですよね。
アイデアが新しいものであればあるほど、全く同じ事例は世の中に存在しないはずです。
しかし世の中に既に成功しているビジネスはたくさんあるわけで、その中のどのビジネスも真似できるところが全くない、なんてことはないはずです。
すでに成功している先人たちがどのようにしてビジネスモデルを作り、収益を上げているのかを調査すると、自分のビジネスに取り入れられる部分を見つけることができるはずです。
※以下の書籍をご参照いただくと、ビジネスモデルの基礎がわかります。私自身も会社設立前にBook Offで見かけて購入して以来、度々参照させていただいています。(Amazonアソシエイトのリンクとなります。)
生成AIでビジネスモデル調査をやってみよう!
ここまででビジネスモデルの重要性については、ご理解いただけたと思います。
しかしながらいざ
ビジネスモデルについて調査しよう!
と思っても、どのように進めるべきか迷いませんか?
私は迷いました(笑)。
私の場合は、アイデアについて色々な方にお話する中で、既存のビジネスモデルについてもう少し調べた方がいいね、とコメントいただいたのがきっかけです。
これまでに(ビジネスモデルに関して)学ぶ機会もありましたので、全くの無知ではないものの、どこから手を動かせばよいか迷いました。
そのような方のために、以下では、生成AIを活用したビジネスモデル調査の具体的な手順をご紹介します。
調査に使う生成AI
それではまず、具体的にどのツールを使って調査するか、ご説明します。
実際に弊社のビジネスモデル調査では、ChatGPT GPT4oを利用しました。
ChatGPT公式サイト
https://chatgpt.com/
またそれと同時に、perplexityという生成AIも利用しています。
perplexity公式サイト
https://www.perplexity.ai/
perplexityはWeb上の情報を参照して回答するRAGという仕組みが優れており、場合によってはChat GPTよりも適切な回答をしてくれます。
実際の調査では、上記の2つに同じ内容(=プロンプト)を入力して、両方の回答結果を参照しました。
経験上、出力結果に大きな差はないため、どちらのツールを使用しても問題はないでしょう。
もし面倒でなければ、同じプロンプトでも2つ同時に出力させると、多くの情報を得られます。また多少表現が異なる場合があり、自分にとってしっくりくる出力を選択することができます。
ただ基本的には似たような内容になりますので、両方見るのが面倒だという方はどちらか1つをお使いいただくとよいかな、と思います。
どちらがよいかは人それぞれですが、
ChatGPT、特にその中でも最新のGPT4oと呼ばれるモデルは、かなり精度が高く、曖昧な入力に対しても、適切な回答をしてくれる感触があります。
※無料版ですとGPT4oは利用回数等に制約があります。
一方でperplexityは、生成AIが出力した内容の裏付けを取るのに、出力内容の文章単位で出典元が明記されているので、調査を深めやすいです。
とにかく手早くお手軽に調査したい!という方はChatGPTを
裏付けもちゃんと取ってしっかり調査したい!という方はperplexityを
お使いいただくとよいでしょう。
生成AIによるビジネスモデルの調査手順
それでは、いよいよ具体的な手順に移りましょう。
生成AIをどのように活用して、効果的にビジネスモデルを調査できるのか、手順を追って一つずつ解説していきます。
0 まずはアイデアを整理しよう
ビジネスモデル調査に入る前に、まずはアイデアを整理しましょう。
方法はなんでもよいですが、
最大15分程度で自分のアイデアについて他人 に説明できる状態
を目指します。
もちろん、
そもそものアイデアを得るために既存のビジネスモデル調査をしたい!
という方もいるでしょう。
その場合はこの手順は飛ばしてもよいです。
ご自身のアイデアについて言語化できていなくとも、次の手順に進むことは可能です。
ただ既に何らかのアイデアがあるのであれば、それを説明するつもりで言語化しておくと、ビジネスモデル調査がより有益なものとなります。
何故なら、自分のアイデアが言語化されていると、ビジネスモデル調査を通じて、自分のアイデアに取り入れるべき点、参照すべき点が明確になるからです。
アイデア整理の手法それ自体も色々ありますが、ここでは本題から逸れるので割愛します。
1つだけご紹介すると、Value Discoveryというツールがとてもよかったです。こちらのツールでは、ふわっとしたアイデアを生成AIを使って段階を追って言語化してくれます。よければお試しください。
1 既存事業のリストアップ
アイデアが整理できたら、いよいよ調査開始です!
まずは調査対象となる既存事業をリストアップしましょう。
ここでは生成AIに候補をリストアップしてもらい、一度気になるものを全てピックアップして、次の手順で一通りの概要を調査します。
最終的には3つ程度に絞り込み、詳細調査をしていきます。
その前にまず最初は、自分の視野を広げるために、気になった既存事業を一通り見ていきましょう。
それでは生成AIに、以下の文章(=プロンプト)を入力してください。
※本記事について、筆者が支援を受けている創業Labに参加されている方には、無料でプレゼントしております。創業Labについてはこちらをご参照ください。
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