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140km/hまでの軌跡86 「開きが早い選手のスクワット」

先日、スクワットしてる選手を見ていて、

ちょっと気になるポイントあったんですね。

ボトムから切り返して挙上する時、途中で終わってる、

抜けてるんですよね。

もっと言うと、ボトムから切り返して終わり、

後は惰性みたいな感じで立ち上がる。

最後まで地面を押してないんですよね。

要はケツで最後まで押せてない。

「あれ?」

以前はこんな感じではなかったんですが…


【踵で押す】

そんなんで選手にスクワット中の感覚、聞いてみると、

足底の感覚はないとの事でした。

そこで足底の圧力感じながら、膝が伸び切る最後まで

「踵で押して」と伝えました。

すなわち足底の感覚だけ拾ってと。

すると、同じ重さがさっきより楽に挙がってる!

しかもなんか強さ感じ挙上スピードも速い!

選手も「えっ」みたいな感じでびっくりしてました。

そうなんです。

ボトムから切り返して立ち上がる時も、

最後まで踵で押したい。

最後まで地面捉えてるか?

地面に対して足底全体で圧力かけ続けてるか?

要するに、ケツの押すために

足底の感覚入力ってめちゃくちゃ重要なんですね。


【開きが早い投手】

ちなみにこのピッチャー、最近開きが早いのが悩みでした。

そもそも並進運動での軸足は、ギリギリまで踵で地面を捉えて、

地面に力を加え続けていたいですよね。

それが、早期に踵が離れる。

そうなると骨盤の回転が起きます。

後ろ(セカンド方向)から見ると、

骨盤がキャッチャー方向に直線に進まず、遠回りする感じですね。


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おそらくこの投手は力発揮のタイミングが何かの要因で、

狂ってしまったんでしょうね。

それが投球動作での早期の開きにつながっていた、

1つの要因かと。

その後、足底の感覚入力のエクササイズを行い、

軸足での力発揮のエクササイズを行った後、

シャドーしてもらうと、だいぶ感じ良かったようです。

そんなわけで、スクワット行っている投手は多いと思いますが、

地面を押す感覚1つでスクワット変わるんですね。

皆さんにちょっとでも参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます😊


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