アイドルとカラーの仕事の共通点
「アイドル、やめました。」を読んで、アイドルとカラーコーディネーターとの共通点が結構あるのに気が付きました。
どちらも世知辛いです。
2〜3年で終わる
この本は、○○○48を辞めた後の人生を取材したものです。48グループに、入れるだけですごいですが、入っただけでは、ちょっと推されたくらいでは、ご飯を食べていくことはできません。
この本に出てくる人は、2〜3年活動して辞める方が多いです。おそらくアイドル活動をしたことがある多くの人も、2〜3年で諦めるのだと思います。
そしてカラーコーディネーターも、2年程度で諦める人が大半です。
アイドルになるための審査から自己PR地獄が始まり、1日10回など頻繁にSNSを更新しては、ファンにPRを続けなければいけません。
カラーコーディネーターも、毎日のSNS更新が必須で、どちらの仕事も、生活の全てが発信ネタ探しのようになってしまい、コメントを気にしてはすぐに返信など、スマホの通知ばかり気にする人生になってしまう危険性があります。パブロフの犬ではなく、スマホの犬に。
でも、仕方ないトレードオフです。何者かになりたければ。
何者かになりたい
家族が勝手に応募して・・・という聞き慣れたきっかけ。ただ、きっかけは何にせよ、アイドルなれるかどうかは別として、アイドル活動をする全ての人は、人に注目してもらえる、何者かになりたい訳です。
カラーコーディネーターも同じで、仕事を獲得するには、予約をGETするには、「あの先生のようになりたい」と、憧れの対象にならなければいけません。
程度の差はあれ、憧れを抱いて来るお客様にサービスする時間、終わってからのカタルシスには、プチアイドル感があるのだと思います。セミナー講師しかり。と、私は経験が無いので、これはただの想像ですが。
カラーの仕事でなくても、独立して仕事をするネイリストや美容師、今は弁護士でも、自分を売る仕事であれば「あの人いいな」と思ってもらえる何者かにならなければ、仕事にはなりません。
20年くらい前なら、人伝の口コミだ毛でもやっていけました。ですが、もう、SNSなどのネットで自分のパーソナリティをPRしなければ、そう簡単に口コミは生まれません。
自分の容姿や知識を、言葉巧みに売る仕事は、心の疲弊が激しいのでしょう。そんな仕事を2〜3年で諦めた後、セカンドキャリアをどうするか?が重要です。
自分を売らないセカンドキャリア
本に書いてあったアイドルのセカンドキャリアは、自分を商品にしない仕事が多かったです。
webライター
ラジオ局社員
アパレル販売員
保育士
広告代理店
振付師
もちろん、声優などの仕事に就けた人もいます。
カラーの仕事は、CAや会社員などを育児出産などで辞めて、セカンドキャリアとして始める人が多いです。そのカラーの仕事は、キラキラして良いイメージがありますが、セカンドキャリアとしては厳しいです。
色の知識ではなく、自分を売る仕事なので、90%以上の方は5年と続けられません。
デザイナーやスタイリストは、色の知識もあります。色の知識を持っている人なんて5万といて、知識習得も司法試験などの国家資格と比べたら難易度は低く、参入障壁が低いです。ですので、毎年何千という方がチャレンジするわけで、色の知識だけあっても、仕事になんてなりません。
ですので、カラーコーディネーターのセカンドキャリアに関する良い情報があると、カラーを学んでチャレンジした後に、違うフィールドで活躍できる人が増えるのではないかと思いました。
野球選手などのアスリート専用のセカンドキャリア会社など、他業種ではお馴染みなサービスが、毎年何千と新規参入者がいるカラーの仕事には無いです。リサーチ不足なだけかもしれませんが。
スクールでは教えてくれない
カラーを学びたい!と思って受講するスクールで、カラーを仕事にできなかった時の話は聞きたくないです。
希望に溢れている中で、「90%以上は5年も続けられないよ」「カラーで月5万を稼ぎ続けるのは難しいよ」なんて言われたら、集客が不利になりそうですし、スクールで話すメリットは小さいです。
だからこそ、カラーコーディネーターのセカンドキャリアを公開して、相談に乗ってくれるスクールがあれば、差別化につながるかもしれません。他のスクールと差別化できれば、戦わずして集客できる可能性があります。
他と戦うのは、消耗の激しいSNSでのPR合戦するとということです。
同業他社と戦わなければ、ネタ探しスマホパブロフの犬にならず、月20万稼げるかもしれません。
実際、カラーの仕事でも、私のように教材販売している会社は少ないので、嫌なSNS発信などせずとも、年末年始に13連休したとしても、稼げます。もしカラーコーディネーターの一人が本格参入したら、1年で1000万稼げる人もいると思います。やめて欲しいですが・・・(-_-;)
セカンドキャリアとしての、教材販売。
セカンドキャリアとしての、カラーのセカンドキャリアアドバイザー
SNSサポートビジネス
カラーグッズせどり販売
オリジナルアパレルブランド・コスメブランド立ち上げ
アイドルは、何年も続けられないことを、最初からわかっていて、チャレンジをします。だから、セカンドキャリアに活かせる経験を多く身につけて、その後の長い人生に活用できるのかもしれません。
カラーコーディネーターも、最初からセカンドキャリアを念頭に初めれば、もっともっと世界が広がると思います。