マーケター視点での、テレビの強み①
前回は、テレビ局の中の課題を少し書いてみましたが、次は強みを書いてみようと思います。
テレビ局の中の人でも業界が落ち目であることは認識していてるが、いまだに世の中の影響力でいうとテレビは圧倒的に強いことは認識できていない人が多いと感じました。
WEBメディアで検索が跳ね上がるタイミングはSNSでもなく、マツコデラックスの番組やドラマなどが多い。SNSが弱いのではなくテレビと比べじわじわ上がる傾向があります。
強み①1/6で見れる
なぜ動かす力が違うのかというと、テレビ局にいる人は意外とその辺考えていないのですが、東京でもテレビは6局(BS、CS、Eテレのぞいて)からしか選べない。1/6の確率で見てくれるというのがすごい強みだと思っています。インターネットは、自ら情報をとりにいかないといけないことを考えると無限大に選択肢があります。スマートフォンのアプリでも1/50ぐらいの確率かと。
AbemaTVでも番組をあれだけ細分化させ、ニッチなファンをかき集めてマスを作ろうしているの今のWEBの限界でもあるかなと思います。
強み②5,000万世帯に大きな画面がある
5,000万世帯でほぼ100%、今にパソコン、スマートフォンより大きい画面がある。家には47インチのテレビがあるのですがあの画面で毎日動画を流せるってすごいなと感じています。これをほぼ(最大)6つで牛耳っている。
大きな画面で受動的に情報を与えることがきるのは、当然ほかにはありません。デジタルマーケティングが浸透してきて、あたかも能動的接触させるような広告手法が主流になってきていますが、無意識の中に植え付けられるテレビは他のメディアにかえがきかないものだと考えています。
実際に、google、amazon、楽天、メルカリ、スマートニュースがCMを売ってる時点でWEBの猛者たちがテレビを広告手法を選択しているという事実もあります。(テレビとWEBの役割を考えた上でに広告展開であることも重々承知です)
あとは、これらのWEBの猛者をライバルとしてみるのではなく、パートナーして協業できるまで心をひろく持つことで新しい取り組みができないかなと考えています。
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