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【UNI新作に向けて】特有のシステム「GRDゲージ」の駆け引き

note初投稿です。

2020年2月20日に、『UNDER NIGHT IN BIRTH Exe:Late[cl-r]』の発売が予定されています。EVO2019に選出されたこともあり、この機会に虚ろの夜に参戦してみようという人も多いのではないでしょうか。

しかし、『UNDER NIGHT IN BIRTH(UNI・アンダーナイトインヴァース)』はシステム面がやや複雑なため、格闘ゲーム経験者でも、システムを活かした駆け引き・読みあいの習得には時間がかかります。実際に、家庭版とアーケード版の対戦数を足したらおそらく1万戦を超えている僕でも、まだまだシステムの理解が足りていないなという自覚があるくらいです。(とはいえ、そこに深いゲーム性があるのが、UNIの魅力でもあるのですが)

今回は、格闘ゲーム経験者だけどUNIは初めて~初級者の偽誕者(インヴァース)に向けて、UNIの固有システム「GRDゲージ」の駆け引きを解説します。

※筆者は中級者です。なにか間違っている部分があれば、上級者の皆様ご指摘をお願いします。

「GRDゲージ」の駆け引きって?

「GRDゲージ」のシステムはなんとなく理解していても、読みあいが成立していない初級者は家庭用の初級者層で多く見られます。具体的には、「チェインシフト(CS)」が取れれば活用しているけれど、そもそも取れる回数が少ない人。

CS権は、持っているだけでかなりのアドバンテージを得られるため、良く「人権」という表現をされるくらい強力です。そこで発生するのが、CS権の奪い合い=GRDゲージの駆け引き。特に中央のタイマーが回りきる数秒前から、この駆け引きは激化します。

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↑これくらいまで回ったら駆け引きを意識するようにしたい

初心者~初級者同士の対戦ではなんとなく中央のタイマー(TSゲージ)が回って、どちらかにCS権が発生しがちですが、これを能動的に取得できるようになるだけで勝率はグッと上がります!

GRDゲージが優勢なときの読みあい

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まずは、自分がGRDゲージ優勢の状態。このまま、時間が経てばCS権を確保してペースを握れるので優勢な状態を維持したいところです。

有利な状態を維持する手段 その1「ガン待ち」

理由は単純。何もしなければ、そのうちCS権を確保できるからです。もっとも、無難な選択肢だといえます。相手に触られてしまっても、手に入れたCS権でプレッシャーを与えられるキャラクターにおすすめ。(強力かつリターンの大きい無敵技があるエルトナム、メルカヴァなど)

近~中距離ならガードを固めて様子を伺い、遠距離ならコンセントレーションをして待ちましょう。

ガン待ちをするときに注意したいのがシールドを使わないこと。どんなにGRDゲージが優勢でも、GRDブレイクしてしまっては元も子もありません。

あとは、気まずくなってバックステップをするのも悪手。キャラクターによっては、相手の攻めを拒否する強力な手段ですが、GRDゲージが減少してしまいます。

また、ダッシュやアサルトで前進することによってGRDゲージは増加するため、わずかな差であれば相手が攻めにくることで、CS権を持っていかれてしまうこともあります。

有利な状態を維持する手段 その2「相手の攻めを迎撃する」

GRDゲージが不利な相手は、CS権を確保するためにリスクの大きい攻め方をしてくることもあります。その攻めに対して上手く迎撃することができれば、CS権を確保しつつダメージも与えられるのでリターンの大きい選択肢です。

ただし、リターンが大きいだけあってリスクもそれなり。相手がGRDゲージを得るためにシールドを使っていれば、CS権を献上してしまいます。

有利な状態を維持する手段 その3「相手のシールドを破壊する」

相手がシールドでGRDゲージを欲しがるのなら、それをブレイクさせてしまおうという選択肢。成功させたときのリターンは凄まじいものがあります。普段は甘えたシールドをしない上級者でも、GRDゲージを得るために駆け引きが激化したタイミングでシールドに頼ることがあるので、時として有効です。

シールドを破壊する手段は主に中段と投げの2つ。とはいえ、この2つは防がれてしまえば相手のGRDゲージが増加します。特に投げ抜けをされてしまえば、ほぼ確実に相手へCS権が渡ってしまうでしょう。

GRDゲージが劣勢なときの読みあい

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次に、自分がGRDゲージ劣勢の状態。どうしようもない差がついていることもありますが、画像のように逆転できる程度の差であれば、CS権を奪いにいきましょう。

不利な状態を逆転させる手段 その1「コンセントレーションを使う」

初級者が忘れがちなシステム「コンセントレーション」。自分のGRDゲージを増加させ、相手のものを減少させます。発動中は無防備になるため、さすがに近~中距離では使えませんが、遠距離なら安全にCS権を確保できます。

コンセントレーションは基本的に先に発動したほうが有利なので、相手がコンセントレーションで追いかけても大抵は有利に立てるのが強み。相手側にコンセントレーションを阻止するための攻めを強要できるのです。

不利な状態を逆転させる手段 その2「投げを成功させる」

一見すると、ダメージが低くリターンの少ないように見える投げですが、相手のGRDゲージを大幅に減少させるという強みをもっています。

とはいえ、上級者は投げ抜けをその他の行動に仕込む「グラップ」を上手く活用してきます。投げのタイミングを遅らせたり、小技を刻んで当て投げをしたりといった「グラップ潰し」で対抗したいところです。

不利な状態を逆転させる手段 その3「シールドを成功させる」

相手の攻撃をシールドすることが成功すれば、GRDゲージが増加します。個人的に、上級者は相手に攻めさせてシールドを取るこの選択肢が上手い印象があります。なかなか、CS権が確保できないという人は、試合を見返してみると、相手に要所でしっかりとシールドを取られていることが多いのかもしれません。

しかし、やみくもにシールドを連打すると、ガードシールド(緑シールド)が漏れて危険です。投げられてしまえば、そのままブレイク→一気にラウンドを取られてしまうことも。また、EXSゲージが10%減ってしまうほか、シールドを取れなければGRDゲージも減少してしまうので、タイミングを考えて使いましょう。

まずは相手が遠距離で使ってくる飛び道具・弾からシールドを取る意識をしてみるのがおすすめ。慣れてきたら、各キャラクターの連携を覚えて、安全にガードシールドを使えるタイミングを覚えましょう。例えばハイドのFFは必殺技でしかキャンセルできないので、2Aスカから投げられることもありません。

不利な状況を逆転させる手段 その4「ヴェールオフを当てる」

ヴェールオフを当てると、相手のCS権をはく奪できるほか、ブレイクさせることもできます。(コンボ中の〆に使った場合、後者の効果は発動しません)

成功すれば、一気に戦況がひっくり返る強力な手段ですが、失敗すれば、EXSゲージを使い切り、相手からは痛い始動のコンボをもらう諸刃の剣。発生も遅いので、かなりリスクが高い選択肢です。

駆け引きの具体例

最後に、ここまで紹介した駆け引きがどのように展開されるかを説明します。

スタート→有利側のガン待ち→不利側は投げを通しに行く必要がある→有利側はけん制で迎撃をする(1)orガードを固めて待機(2)

(1)迎撃してくるなら不利側はシールドで対処→有利側はそれを無視して待機(スタートへ)orリターンを求めて投げ(3)

(2)有利側はシールドに頼らずに守り切るorグラップ潰しに対して暴れる、不利側はグラップを潰して投げを狙う近距離の読みあいが発生

(3)有利側はシールドを割りにいく、不利側はシールドを成功させるor投げ抜けorヴェールオフor暴れを通す(暴れを通してもCS権を奪取する効果は薄いですが一応)近距離の読みあいが発生

うーん、このゲーム結構難しいかもしれません…。ただ、有利側の待機or攻撃という2択に対して、不利側が投げorシールドを成功させなければ状況は逆転しないので、不利な状況に陥る前にしっかりとGRDゲージを管理したいですね。僕ももう少し頑張らないとなあ…。



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