「オーガニック電話帳」制作開始のお知らせ
レポート NO 001 2024 5.26. SUN
「オーガニック電話帳」第8号を2024年11月に発行します。
2001年11月に創刊して以来、不定期に発行してきた「オーガニック電話帳」も第7号を出してすでに8年が経過。すでに本屋さんの棚からは姿を消しています。イベント参加もコロナ禍前に比べて積極的ではないので、その存在を新しく知る人はほとんどいないでしょう。という極まった状況なので、ソロソロかなと重い腰を上げました。
A5判サイズ、約560ページ、背幅27mmの厚さでオーガニックの生産者から加工食品メーカー、卸流通・輸入業者、レストラン、ショップetcまで毎号1500軒近い情報を掲載しています。その全てとコンタクトを取りますから、制作をスタートすると半年間はひたすらデスクワークから離れられなくなり腰を痛める。それを思うとどうしても腰が重くなるというわけです。
しかしこの5年間でオーガニックを取り巻く環境が著しく変化しました。そしてそれは現在も進行中です。その変化の様相と近未来予想・予測をする必要をひしひしと感じています。
たとえば、コロナ禍で多くのオーガニックレストラン&カフェが閉店しました。でも新しいお店も生まれています。生産者も有機栽培を志す新規就農者が増えています。またオーガニック給食の声が各地で上がり、オーガニックビレッジ宣言する自治体が続々増えています。でも少子高齢化、後継者不足、耕作放棄地拡大は依然進行しています。食料自給率も低いままで、食料危機が現実味を帯びています。今までとは全く違う、重層的で複雑な食のハザードマップができています。
そこで「オーガニック電話帳」は全国のオーガニック情報を新たに交通整理します。交通整理して私たちが描くべき未来のビジョンを顕在化する一助に成ればと願っています。
そして,今回は編集制作中のメイキングレポート(取材先とのやりとりや皆さんからのご意見、ご質問にもできる限りお応えします)を発信します。
畑、田んぼから、蔵元の味噌蔵、醤油蔵、レストランの厨房、テーブルから。そして、オーガニックスーパーやマルシェ会場からの小さなドキュメンタリーレポートです。
媒体概要
誌名;新「オーガニック電話帳」
判型;A5判
ページ数;約600ページ 無線綴じ
定価;3500円(税込 予価)
発行日;2024年11〜12月(予定)
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