#040. 氷削日々

アイスクリームである。

氷を削って水割りでも。そんな時期もあった気がする。酒を飲まなくなって久しい。禁酒ではなく機会がない。あってもあまり飲もうと思わない。

そういえば数年前にズブロッカをちびちびやっていた。文字通りちびちびで、小振りなお猪口の半分くらい。ひたすらにあの独特の香りを楽しんだ。舐める時間より鼻呼吸の時間のほうが長い。ぜーんぜん減らない。小さいの売ってくれないかな。100ccくらいでいいから。

じゃなくて、アイス。よく見たらラクトアイスだったがともかく。リッターアイスである。リットル単位の大きいやつ。スーパーで2リットル入りが700円くらい。これを、ハーゲンダッツのミニカップくらいだろうか、軽く削って、小さな器に盛って、こちらは普通に食べる。

味は、まぁ、値段相応。いいのだ。ちょっと食べたくなるのだ。それを満たせればそれでいいのだ。なんてったって安いしさ。長々と食べられるしさ。