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本の周辺が気になる1/3書店員

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マガジン

  • 本をあるく

    本の中も外もあるくように楽しみたい。そんな話

最近の記事

#stayhome の漫画あるき

毎朝ラジオを聴く。 最近Spotifyのラジオ(ではなくポッドキャストか)で面白い番組を見つけた。その回は、漫画について延々と話すもので、しかもシャムキャッツの夏目さんが出演している。それはもう聴くしかない。紹介された漫画は全てメモし、web公開されている漫画はすぐさま読んだ。 その後気付いたら、2冊漫画をポチっていた。しまった… 反省が生きませんが、今回は漫画です。どうぞ! ーーー かしこくて勇気ある子ども トーチで今5話まで連載されているのだけど、

    • #stayhome のZINEあるき

      気づくとクレジットカード情報を入力していて、待て待てとウィンドウを閉じたりすることを繰り返している。 そうやって気をつけていても、立て続けにインターネットでZINEを注文してしまう週があった。買ったのは500円と600円のものだし、これなら許容範囲だろうと言い聞かせながらカゴに入れた。 最近読んだZINEは5冊。うち2冊は通販で購入、3冊はいただいたものやネットプリントで刷ったもの。なんかいいよね、ZINEはいろんな方法でいろんな人の手に渡る。 ー 家庭料理とわたし 

      • #stayhome の本あるき

        毎日、日数を数えながら雑記している。 気づくと、一日に一時間以上は雑記する時間に当てている。 それだけ時間があると読書や映画鑑賞が捗るもんで、職場が休業に入ってから3週間 映画はあっと言う間に17本観ていた。 観たら評価はせずに、咀嚼したら感じたことをFilmarksに身勝手に語り始めたりするのが最近は楽しい。 今までの人生にない時間の過ごし方の中で、だらだらとつまみ食いするように、興味の赴くままに本を読んでいる。 集中力が散漫なので読んでいたら一日が終わっていた…みたい

        • 久しぶりな本あるき

          2月もなかったように一瞬で過ぎ去ったし、3月も気づけばもう終わるようだし、世の中はこんなんだし、外は大雪だし。どうなっちゃってるんだろう。 3月から晴れて一人暮らしを始めたら一人の時間が増えたし、実家に比べて交通の便がかなり悪くなったので電車に乗る時間が倍になった。しかも今キャリアを外しているのでケータイに電波が通っておらず、必然的に本を読むようになっている。 かなり久しぶりになってしまったが、最近読んだ3冊を載せていくよ。 1.『日日雑記』 富士日記で有名な

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        • 本をあるく
          5本

        記事

          食より本の台湾四日間

          台湾に行ったと人に言うと、いいなあどうだった?と聞かれる。すごく楽しかったし、やっぱり美味しかったよ〜と簡単に返答をしているけど、一番語りたいのは台湾でみた"本"のまわりについてだ。 旅に出る前に『本の未来を探す旅』台北編を買い、それを参考にしながら回る書店をリストアップしていた。全部読み込むことはしなかったのだけど、あるページで台湾の出版業界の問題について触れていた。そこには、書店が立て続けになくなっていく状況に危機を感じた政府が新しく書店を開業する人たちに援助をしている

          食より本の台湾四日間

          うかうかの本あるき

          「うかうか」という言葉が気に入ったし、わたしはかなりうかうかしているので、とりあえず「うかうか」でやっていくことにする。 ここは、あるくように読んだ本たちを別に考察などはせずに、思ったことをぼそぼそ言う場所にしようと思う。 基本的にISBNがふられている本は、readeeというアプリで書店員レビューとして書いているのだけど、共有力が弱いのでここにコピペする形に。 読んだzineについても書きたいので、ごちゃ混ぜにして1回につき3.4冊ずつ程度で書いていく。 では、第一回

          うかうかの本あるき

          Pressed Flowers(押し花)

          TABFで購入したzineの一つ、ヤマモトマナさんの『Pressed Flowers』。 私は今まで、文章がおもしろいzineを積極的に買っていたように思う。 でもこの本は、もはや文章は読めない。 ドイツ語?ロシア語?それすらもわからない。 古書から抜いた数ページを印刷紙として使い、そこに様々な花がプリントされている。すでに役割を終えたはずの紙が生き返った本なのだ。 古い本独特のシミ、変色、柔らかさに、美しい押し花たちが咲いている。 アート作品として買いたいと思っ

          Pressed Flowers(押し花)

          本のまわり

          本を読む。 読書をする。 それが好きな人ってどれだけいるのだろう?私は喫茶店や空いた電車の中で気が向いた時にふらっと読むのが好きだ。でも、到底読書家とはいえない。 「本を読む」ということよりも「本」というもの、その「まわり」が好きなのだと思う。本の題名、デザイン、写真、装丁、印刷、著者、書店、書店のある町、ブックカバー、トークショー………そういうものに惹かれてしまう。 特に「zine」は面白くて、出版された本より作者の思いをより近くで知ることができる。編集は全て自分の手

          本のまわり

          意思のある消費「クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書」

          私がまだOLだった時に、いつもの流れで訪れたコンコ堂で「クソみたいな世界」という題名に惹かれて思わず購入した。 コンコ堂は、2階にある古着屋さんを見に行くついでで寄る阿佐ヶ谷にある古本屋さん。ここの絶妙な選書が結構好みだ。 「本」というものが好きで、気になったらいつか読もうと思って何冊も買い溜めてしまう。 正直どちらかと言うと書く方が多いし、読もう と思わないと読書が身に付かない程度なのが恥ずかしい。 それでも時折読書をしていて思うのは、紙に印刷された文字を通して自分に

          意思のある消費「クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書」