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5月の京都、静岡
先週末は、京都へ。
バンドで唄うという滅多にない機会を頂いて、ずいぶん前から準備を重ねてきました。
企画してくれたShinoちゃんから夜討ち朝駆けで届く音源と歌詞カード!!
段取りの良い彼女のセッティングにすっかり甘えてしまいました。
共演曲は、かつてのやぎたこレパートリー。
Shinoちゃんと初めて出会って、共演した時のやぎたこのセットリストをなぞるという思い入れのある選曲です。
しかも、やなぎさんが趣向を凝らして作ったコーラスパートやアレンジを基に演奏しよう、というコンセプト!
ソロで唄うようになってから、キーや唄うパートを変えてしまった曲もあったので、1つずつ丁寧に合わせてもらいました。
前日の金曜日はバンドメンバーにも付き合ってもらって京都で最終確認のリハーサルをしました。
やっぱり、誰かと一緒に唄うのは楽しい!!
この日の夜はちょうど、やぎたこでも何度もお世話になったお店 VINCENT にて、コロナを挟んで数年ぶりのイベントが初めて再開される日でした。
リハーサル後に楽器を持ってお邪魔して、ちょっぴり参加させてもらいました。
ずいぶん久しぶりの場所のはずなのに、実際にその場に同じ顔触れが集うと、久しぶりのステージから見える景色は、何も変わっていないような気がして、なんだかとても嬉しかったです。
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翌日はいよいよ本番。
お昼は広沢池のほとりで贅沢なおうどんを食べました。
電柱などが何もない風景!
平安時代の人達も同じ景色を見ていたのかも。
ひとしきりお散歩してから、元気いっぱいで会場へ。
ホンキートンクの、由緒あるステージに立つ機会を得られるなんて。
Shinoちゃん渾身のチラシと数か月にわたる宣伝、そしてお店の歴史に甘えさせてもらって、、、
錚々たる顔ぶれの客席に嬉しいやら、恐縮するやら。
演奏中はベテランのバンドメンバーに甘えっぱなし。
実は、私がソロ回しの順番を間違えたり、違う箇所の歌詞を唄ってしまったりとイロイロな失敗もあったのですが、その都度、百戦錬磨の余裕で、そんなことはおくびにも出さず、皆がスマートにフォローしてくれていたのでした。
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本格的なブルーグラスバンドの音で唄わせてもらうなんて、生まれて初めての経験。
こんなにも違うのか、と驚きの連続でした。
1人で唄うのと違うのはもちろんのこと、2人の時とも、聞こえ方や音圧が全く違います。
全員の音を聞いている余裕がなかなかなくて、ともすれば自分の唄うパートを見失ってしまいそう。
なんとか着いて行かなければ、という必死の心境だったのですが、それでも、決して忘れられないような心地よさを味わいました。
ホントに素敵な、夢のような経験でした。
忙しい中、足を運んで下さった皆様、本当に本当に、ありがとうございました。
個別にお礼が言い切れていなくて申し訳ないのですが、この場を借りて心から御礼申し上げます。
名残惜しかったけれど、翌朝は少し早めに出発。
静岡で昼下がりライブです。
やぎたこで最初にお世話になってから、もうずいぶん長いお付き合い。
本当は昨年、お邪魔するはずだったのが、今年に延期となりました。
久しぶりの再会。また会えて嬉しい!!!
この日の共演は大好きな Mari's Lament 。
最近、若手のバンジョープレイヤーが加わり、レパートリーも演奏も会うたびにパワーアップしています。
リハーサルの時に、共演曲として嬉しい提案を頂きました。
『Someday We'll meet again sweetheart』 です。
「やぎたこバージョンをYoutubeで観てコピーしたんだけど」 ですって!!
前半はやぎたこバージョン、後半からはバンジョーが入ってブルーグラステイストで、というアイデアでした。
素敵!!
この曲は、やぎたこでは、いわゆるブルーグラスアレンジでよく使われるコードではなく、ちょっと変わったコード進行で唄っていました。
大好きなユニット “阪神パークがないでしょ” の鮫島夫妻が演奏されているアレンジに惚れ込んでお願いし、鮫島さんのギターをやなぎさんがコピーしてやぎたこのレパートリーに加わった曲なのです。
アメリカのシンガーソングライター Wil Maring のバージョンを参考にしたんだと鮫島さんから教わったのがキッカケで、他にも彼女のアレンジを参考にレパートリーにした曲もあるくらい。
お店のマスターにもマンドリンで参加して頂いて、なんだかとても贅沢な共演が叶いました。
あのギターのフレーズでまた唄うことができるとは・・・!!
Mari's Lament の皆さんに感謝、感謝です。
いろいろなイベントが開催されている日だったにも関わらず来て下さった皆様、本当にありがとうございました!!
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静岡から神奈川なら、あまり遠いと感じなくなりました。
どこのソフトクリームが美味しいかも知っています(笑)。
左下の抹茶ソフトクリームは遠州森町PAで新人さんらしいスタッフが作ってくれたもの。
カタチが悪いからと作り直そうとするのを 「そんな、勿体ナイ!!そのままください!(どのみちあっという間に食べちゃうし)」
と奪い取ったのでした。
もちろん、十二分に美味しく頂きました。
次の週末は、大阪は豊中。
その次の週、6月の最初は、何年越しかでようやく実現が叶うことになった企画。
館野公一さんと、かけこみ亭で唄います。
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滅多にない貴重な共演です。
とってもおススメ。
お時間のある方、ぜひぜひお越しください。
お待ちしています!!