大切なこと
今年も静岡で、クロマハープ協会の皆さんが開催して下さるオートハープギャザリングというイベントがありました。
その名の通りオートハープが中心ですが、それ以外の楽器もOK。
聴いたことがある唱歌や童謡に加え、アメリカンフォークやアイリッシュ、オリジナル曲も登場します。
ひとつずつ、丁寧にかわいらしいリボンで結んだおやつの袋が配られて、お茶は各自で飲み放題。
机の前に座って一日、皆の奏でる音楽に丁寧に耳を傾ける日。
コロナが流行する前は泊りがけで、夕食の後はお酒も入ったりして、音楽談義とジャムセッションが繰り広げられたりもしていました。
そうやって仲良くなった仲間や先輩との繋がりが今も続いています。
たくさんの工夫をして、日帰りに変更して、感染予防もして、、、どんな状況の下でも、音楽に向かう姿勢は変わらずに、地に足をつけて継続してきた。そんなイベントです。
1人1人の歌や演奏を尊重して、それぞれが真剣に向かい合っている、その姿勢自体に拍手をするような時間、とでも言えば良いのか、、、言葉で説明しようとするとどうしても堅苦しくなってしまって、それもちょっと違うな、と思ったりします。
主催の方のお人柄。それが一番、しっくりくる形容かもしれません。
よく知っているはずの歌の知らなかった2番の歌詞に驚いたり、
凄いプレーヤーの、素晴らしく美しい音に耳を澄ませたり。
大好きな歌い手にも再会できて、存分にお喋りもできて、本当に幸せな一日でした。
楽しかった!!!
スタッフの皆様、参加者の皆様、本当にありがとうございました。
この日、自宅に帰ると、待っていたものが届いていました。
「ジャズ喫茶案内VOL.3」。
東日本大震災の津波で大きな被害を受けた陸前高田にあるジャズ喫茶ジョニーが、取り上げられています。
再建を目指し、やなぎさんが募金活動を始めさまざまな尽力をしている時にも、誌上で協力してくれた先が、「その後」を取材してくれました。
10年かかって新店舗がオープンした、その経緯や店主、由紀子さんの言葉と共に、やなぎさんのことも記載されています。
今回の第3号のテーマは
「ジャズ喫茶を受け継ぐこと、続けること」。
紹介されている他のお店も含め、とても読み応えのある良い記事です。
ぜひ、多くの方に読んで頂きたいと思いました。
良かったら、ぜひ。
「続ける」ということの重さと、尊さのようなことを、考えさせられました。
ご購入は、こちらから。
次の週末は、これもやはり 「続ける」 ということの持つ力をたくさん分けてもらえそうな場所にお邪魔しました。
中津川にある、みんなのチカラで作り、守り、続けること20年、という鼓土里座へ。
よしだよしこさんとご一緒。
そのレポートは、また今度。