梅雨空の下
およそ半年ぶりの亀有。
マイクを使わずに少人数で、すぐ目の前にいる人に唄いかけるスタイルは、ここならでは。
同じ目の高さに座って演奏するときにしか出てこない何か、が出てくる場所です。
つい、思い出話になってしまっても許してもらえるような気がして、いつもよりお喋りが多めになりました。
その日やりたい、と思った曲に合わせた楽器を持参して並べているものの、あとはその日のお喋り風の向きに合わせて。
マウンテンダルシマーがお店にあるのもなかなか稀有なことです。
自分の楽器とは違う音色なのも面白くて、来るたびお借りして1,2曲、弾かせてもらったり。
「日本語でなきゃ」「オリジナルでなきゃ」
場所や聴く人によって決めなければいけないような気がして、自分で自分を追い詰めるような気持ちからなかなか、逃げられずにいたのだけれど、最近、ようやく少しだけ、肩のチカラが抜けました。
昔の歌、今の歌。
英語、日本語。
誰かの歌、あの人の歌、わたしの歌。
いずれにせよ唄えるのはわたしが好きな歌だけ。
そう思えるようになったら少し、同じ迷うのでも、迷い方が自由になったような気がします。
いろんなライブが各所で行われている中、駆けつけて下さったお客様に感謝!!
道も間違えずに往復できるようになりました。
あくまでもお店との往復であって、隣の町はもう分からないのですが(笑)。
週が明けて火曜はいつもの百合ヶ丘。
各所のライブでお世話になったり、イベントでご一緒したりとしょっちゅうお会いしているジャッキーさんと。
でも実は、ゆっくり共演するのは初めてのことでした。
素敵な歌がたくさん。
懐かしい人の歌も聴けて嬉しかったです。
事前練習していったのは1曲。
彼のオリジナルは、日本語なのにどこかアメリカンフォークの匂いがするような気がして、一緒に唄っていて気持ちが良かったです。
またそのうちに再共演が実現したら、他にもご一緒できる曲があるかな?
この日、私の唄う第一部は、やぎたこがレパートリーにしていた「いつもの歌」ばかりを選びました。
「いつも」のようにできなくなってからもやっぱり、唄いたい、という気持ちを譲れない曲がいくつもあって、それらをひとつひとつ、どうにかこうにか、あーだこーだ、どーだこーだを繰り返して、、、まだまだニューバージョンが身に付いた、というところまではいかないけれど、それでもだいぶ、自分の手にレパートリーを取り戻し始めた気分でいるところです。
後半は一転して、「わたしのうた」 ばっかりを並べました。
ちょっと迷ったのだけれど、結局、いつものコンデンサを出してもらって、ワンマイクのスタイルで。
いつも嬉しく頂戴する元気なアンコールでは、フォスターの「Hardtimes come again no more」を。
やなぎさんの歌を、この日は唄いませんでした。
毎年、彼が誕生日の頃にソロで唄っていた珈琲ふうで、私が唄う機会を頂くのももう二度目。
今週末は彼の歌も唄うつもりです。
日曜は60曲を5時間で唄うライブ。
本当はもう62歳のはずだけれど、コロナでできなかった還暦ライブのリベンジ企画なのです。
覚えていて下さって、こうして実現できるようにして下さった関係者の皆さまに感謝!
ご希望の際はぜひご一報を。
どうぞよろしくお願いいたします。