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嬉しい初共演と、岩手、宮城での再会、そして昔馴染みの町田にて

お盆に引き続きの土曜日は、久しぶりの音楽酒場すなふきんへ。
コロナ禍の中、配信をしながらやぎたこで唄わせてもらって以来だったので、ずいぶん久しぶりになってしまいました。
ようやく、ママに私のソロを聴いてもらうことができました。
しかもこの日はチチンプイプイのお二人と初共演!

下北沢へライブを聴きに行った時に会場でママと再会し、居合わせたチチンプイプイのお二人と一緒にライブを!と、その場でトントン拍子に話が決まった企画。
私は、ギターを始めた頃に、佐藤克彦さんが日暮士歳朗さんと作ったCDに出会い、ライブにも足を運んだことがあったので、全くの初めまして、というわけではなかったのですが、それでも何十年ぶりのこと。
杏さんとは、彼女のとても近しい人にやぎたこ時代からお世話になってきた経緯もあって、なんだか初めての気がしなかったのですが、「チチンプイプイ」としてお二人の演奏に触れるのは初めてです。
ずーーーっと知っていて、気になっているのになかなか聴きに行くチャンスがない、ご一緒するキッカケも掴めずにいたこのお二人と共演できたのは、よう子ママのおかげです。
感謝、感謝!!

この日の共演曲は、「500マイル」を、清志郎さんの詞で。
そして、「グッドナイト・アイリーン」を、杏さんの詞で。

w/チチンプイプイ すなふきんにて2024

杏さんの包み込むような声に、克彦さんの絶妙なギター。
私は歌とアコーディオンで参加させてもらったのですが、本当にストレスなく、まるで知っていたみたいに息が合う感覚!
もっとずっと演奏していたいような心地よさでした!!

よう子さん、そしてすごーく暑い中、足を運んで下さった皆様、本当にありがとうございました。
楽しかった~~!!
またどこかでご一緒できますように!!

翌週末は、陸前高田 ジャズタイム・ジョニーへ。
唄うためにお邪魔するのはおよそ2年ぶりです。
なんだかあっという間に月日が経っていってしまうことを改めて実感しました。

どうしても東北道のソフトクリームを食べたくて、常磐道の方が早いよ、というナビの意見に逆らって東北道へ(笑)。
無事に美味しいソフトクリームに出会えました!
早い、遅いと言ってもせいぜい数十分の違い。
思ったより余裕のある時間に到着して、これまで、なかなかゆっくり足を運ぶ機会のなかった東日本大震災津波伝承館にも立ち寄ることができました。
辛い思いをなぞってしまうところへ行くのは、やはり少し躊躇する気持ちがあって勇気が要ったのですが、それでも、悲しい過去と向き合って伝えるべきことを伝えようとしている場所には、いつか触れておかなくては、というような気持ちでした。
行くことができて良かったです。

やなぎさんの古い友人が眠るお寺にも、迷わずたどり着けるようになりました。

それから、ジョニーの近くにあるショッピングモールで、以前はしょうゆソフトクリームを食べたのを思い出して再訪。
今回はエスプレッソソフトを食べてから、無事にジョニーへ!
由紀子さんの出してくれる珈琲とシフォンケーキはやっぱりとても美味しくて、ホッとするひとときです。
お客様が注文していたクリームソーダも、なんだか絵本から抜け出たみたいで美味しそう、思わず記念撮影。

ジョニーにて2024

忙しい中、たとえ県内でもけっこう距離がある、広ーい岩手のあちこちから駆け付けて下さった顔馴染みの皆さんに再会できました。元気にこうしてまた会えるのが、何よりシアワセなこと。
最近は特に、そう思います。

マンチェスターの大学院で映像人類学を学んでいるという、卒業制作のための映像資料を作成している学生さんにも出会うことができました。
2か月近い滞在の、この日が最終日だとか。
私よりもっとこの場所に縁の深い人がたくさんいるのに、なんだか恐縮でしたが、これもご縁。
高い天井と木の壁ならではの生音ライブに最後まで付き合って頂きました。

文化人類学に近いけれどちょっと違う、というその学問に私は疎いけれども、バラッド研究をする人のフィールドワークのようなその研究のありようには、ちょっと親近感が湧きました。
良い論文になりますように!

蒸し暑い、という地元の皆さんの言葉通り、今では岩手でもクーラーが設置されているのが珍しくありません。
たしかに昼間は、動き回ると汗だくになる気候!でも夜はやっぱり、関東に比べればだいぶ涼しかったです。
そしてたくさんの秋の虫!!

声もですが、現物もたくさん、、、
打上げ後に外でお喋りしていたら、足にピタッと冷たい感触がするのでふと見たら、身長5センチくらいのアマガエル、、、!!

ひゃっ!と声が出て足を振ったら、何食わぬ顔でぴょんぴょん、去って行きました。
写真を撮れば良かったけど、そんな余裕はありませんでした(笑)。
でも、たしかにこれだけたくさん虫がいたら、食べ放題かもねぇ~、と笑い合いつつ、ぴょんぴょん、の行き先を見守りました。

常連さんのパペット・パフォーマンスにひとしきり盛り上がった後、解散。
なんだか名残惜しかったけれど、きっとまた来年!!と手を振ってお店を後にしました。

翌朝は石巻へ。
午前中から始まる音楽祭に間に合うように、朝から出発。
途中はバラバラと大粒の雨に降られる場面もあってちょっと心配しましたが、音楽祭の間はほぼ、降らずにいてくれました!

震災の年に、やぎたこで出演したのが、私にとっては初めての石巻。
2019年まで毎年、お世話になっていました。
コロナ禍による中断を経て、今年は19回目の開催とのこと。
私は5年ぶりの再訪です。

もうなくなってしまったお店もあるし、会えなくなってしまった人もいるけれど、
当時、やぎたこで出会った人たちが大勢、笑顔で声をかけてくれて、本当に本当に、嬉しかったです。

この数年間で、みんなそれぞれ、いろいろな変化や試練もあったと聞くけれど、、、好きなバンドの美しいハーモニーを再び聞くことができたり、しばらく会わないうちに新しい楽器をマスターしていた音楽仲間にビックリしたり。
来られて良かった、唄っていて良かった、と心底、実感した一日でした。

久しぶりの石巻 トリコローレ音楽祭2024

町中に石ノ森章太郎さんのキャラクターのオブジェ!
美味しいパン屋さんで売っている濃厚なゴマソフトクリームと一緒に記念撮影もできました(笑)。

夕方、石巻を出発して、帰り道は常磐道。
稲妻がピカピカしていてちょっとスリリングでしたが、豪雨に遭うこともなく、無事に帰宅しました。

思ったより近い!
神奈川から西へ向かうとすれば大体、京都あたりまでの距離と同じくらい、500キロに満たないくらいの距離です。
次からはもう少し、気楽に行くことができるかもしれません。
また元気で再会できるのを楽しみに、計画したいと思っています。

さて、台風が心配だった8月最後の土曜日。
実際、電車が不通になってしまった区間もあり、来られなくなったという方もいて、なんだか申し訳なかったのですが、
会場付近は昼間は晴れ間が覗くようなお天気で、予定通り開催としました。
夕方から雲行きが怪しくなり、ちょうどライブが始まる前くらいに雨脚が強くなってしまって、来て下さった方は大変だったと思います。
交通の不安もある中、本当にありがとうございました。

この日、唄わせてもらった町田の万象房は、やぎたこを始めた頃からずっとお世話になっている場所です。
アコースティックの楽器の音を大事にしてくれる、木に囲まれた素敵な空間で、もうずいぶん長いお付き合い。
いろんな共演や再会の記憶が詰まった場所でもあります。

店主の広い人脈は多岐にわたっていて、やなぎさんの若い頃からの音楽仲間とビックリするような繋がりがあったり、
共通の知り合いがいたり。だからなのでしょう、何十年ぶりかの再会のキッカケになってくれたこともありました。
このお店ならではのお喋りや、顔ぶれに出会えるのがとても楽しみ。


2024万象房

この日の終演後も、なんだか思い出話に花が咲いて、ついつい長居してしまいました。
今の私があるのは、あの頃のあんな人、こんな人との出会いがあったおかげだなぁ、と改めて思い返しつつ、
我が身の出会い運の良さを噛み締めました。

そんな嬉しいご縁が共演という形になったライブが、今週末は3箇所も。

飯田から飛騨高山、そして下呂で唄います。
飯田ではダイアトニックオートハープの名手、中島ひろしさんとの共演。


飯田にて

岐阜の2か所ライブは、ずっと楽しみに準備を重ねてきた、大江田信さんとの共演です。
(※下呂は満席となりました。ごめんなさい)

岐阜で大江田さんと

お近くの方も、そうでない方も、ぜひぜひ。
お席に限りがありますので、ぜひ、ご予約下さい。

よろしくお願いします!








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