想像がふくらむ場所、junaida展「IMAGINARIUM」
わたしには追いかけている画家がいる。
可愛くて、美しくて、ちょっと奇想天外で、目が合うと途端に目が離せなくなる。そんな緻密な世界を描く画家、junaidaさんだ。
彼の描いたMichiという絵本が大好きで、普段から色々な人にオススメしている。
表紙の表と裏、それぞれの場所から同時に歩き出すこどもが不思議な街を冒険し、出会う物語。街の1つ1つが緻密で、どの場所も奇想天外で、幼き日に空想していた想像の中の街を思い出す。堪らなく愛おしい絵本だ。
わたしには「絵本を描いている人」という印象が強いが、一般書の表紙絵を担当されていることも多いので読書好きの方々はよくご存知かもしれない。
そんなjunaidaさんの展覧会が6/2まで市立伊丹ミュージアムで行われている。
junaida展「IMAGINARIUM」
この展覧会は2023年1月まで東京のPLAY! MUSEUMで行われていた大規模展示の巡回展だ。当時東京にも観に行ったのだが、素晴らしすぎたので関西への巡回が決まった時は小躍りしたくらい嬉しかった。
PLAY! MUSEUMのフォトスポットではjunaidaさんグッズを身に纏っためっちゃオシャレなお兄さんに「写真お願いしてもいいですか?」と言われ、たくさん写真を撮った思い出が。ジャケットや帽子にjunaidaさんのブローチが付いていたり、その他の小物がそうだったり、とても素敵だった。むしろお兄さん自体がフォトスポットのごとし…笑
わたしもそうだが、熱いファンが多くて嬉しかった。
市立伊丹ミュージアム
会期終了間近ということもあり、会場はなかなかの混み具合。入場券の購入列に並びながらちょっとした展示を観る。
junaida展は2回目なので全部観たことがあるはずなのに初めましてのように新鮮な気持ちで観られるのはどうしてなんだろう。
Michiの展示が本当に好き。
どの街も描き込み方がすごく細かくてずっと眺めていたい気持ちになる。
junaidaさんって白の描き方が上手いよなぁと思った瞬間に黒い世界が飛び込み、黒の描き方が一級品だな…!!!とまた驚く。つまり、どの絵も最高。
わたしは本と本棚に弱い。
今回の展示のメインといえばこの絵!と思う。
王冠の中に広がる街にはどんな人が住んでいるんだろう?
布の表現がやばいシリーズ。質感や柔らかさまで感じる。
絵の写真は東京でたくさん撮ったので今回は写真少なめで心に収めていく。それでも少しは撮った写真を見返していると東京で撮った写真とほとんど同じだった。そんな絵たちは自分が本当に好きだと思った絵なんだな、愛おしい。
どの絵も本当に素敵だった。普段本などの印刷物として見ている絵。原画だともっと生き生きとしていて、全然違う印象を受ける。やはり原画の力はすごい。
今回も大変楽しめたので、ゾロゾロと帰宅…
また大規模展示が来てくれることを祈ってます。
おまけ
東京会場で食べたコラボハンバーグとコーヒー。
怪物のパフェとか『の』のスーベニア付きデザートも食べたかったけどお腹いっぱいで断念。家が近い人は何度も行けていいなー、と心から羨んだ出来事だった。
図録は本屋でサイン入りが売っていたのでバッチリゲット!サイン会行ってみたいな〜。
次の展覧会も楽しみにしています。
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