【憧れの人に会いにいく】わかったさんと永井郁子先生
「○○ちゃん、今日はどこから来たの?」
この何気ない質問が特別で、嬉しくて。
この日のわたしは舞い上がっていた。
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先日noteにも書いた「わかったさんシリーズ」の33年ぶりの新刊がついに発売!
それを記念してわかったさんの挿絵を長年担当し、新刊では文も書かれた永井郁子先生のサイン会があるとの情報をキャッチ。とはいえ、サイン会はいつも関東なので参加は難しいかと悩んでいたところ、今回は関西での開催もあるということで大歓喜でサイン会予約をしました!
絶対行きたかったので受付開始時刻と同時にアクセスし、予約をしました。予約番号はなんと1番…!すごい笑
わかったさんは子どものころから大好きで、何度も読み返してきた本。わかったさんのクッキーなんて今まで何回作ったかわからないくらい。
こんなにも大好きな本の作者にお会いできるなんて夢のようで、サイン会前からドキドキが止まりませんでした。
そして当日!
永井先生が出てこられた瞬間「かわいい〜!」と周りからたくさんの声が聞こえてきました。パティシエのような衣装と帽子がとってもキュート。
この日はサイン会の前におはなし会もありました。おはなし会ってトークイベントなのかと思っていたのですが、本当にわかったさんの本を朗読してくれる「おはなし会」でした。今回取り上げられたのは「わかったさんのドーナツ」。わたしがシリーズの中で最も好きな作品!
いつもひとりで読んでいた「わかったさん」の物語に人の声と映像と音楽が追加され、さらに奥行きがでたように感じました。
おはなし会の後は永井先生への質問コーナー。
永井先生が質問者を「○○ちゃん」と呼んでいるのが印象的でした◎
「みんなもう大人だけど、私には少年少女だったころの姿が見えるから。今日はちゃん付けで呼ばせてもらうね」と。
大人になると初対面の目上の方から「○○ちゃん」と呼ばれる機会は少ないので、なんだかソワソワ。
質問コーナーでは寺村先生との思い出もお聞きできました。永井先生はとてもパワフルで優しい方という印象。だから今回の新刊「わかったさんとスイートポテト」も元気いっぱいに楽しく書かれたのかなぁと思っていました。
でも、そうじゃなくて。寺村先生のように文を書けるんだろうか?読んだ人に「全然わかったさんじゃなかった」と言われたらどうしよう。そんな不安がたくさんあったそう。
寺村先生という偉大な先生の跡を継ぐのは大変なプレッシャーだったようです。それがとても意外で、雲の上の存在だと思っていた先生もそんな風に悩むことがあるんだなと親近感が湧きました。みんな色んな感情を抱えながらも一生懸命頑張っているんだと。そんな裏話をお聞きして、わたしはさらに「わかったさん」のことが好きになりました。
そして、ついにサイン会に!
お会いしてすぐに「○○ちゃん、今日はどこから来たの?」
これはとても何気ない質問。だけど、この何気ない質問が特別で、嬉しくて。その言葉だけでわたしは舞い上がった。子どもの頃から好きだった本の作者に「○○ちゃん」って呼ばれた!!!子どもの頃のわたしが少し顔を出す。
嬉しくて、こそばゆくて、懐かしい。不思議な気持ち。お話できて嬉しいし、本当は伝えたいこともたくさんあるのに、緊張していたのでニコニコ笑って誤魔化してしまいました…
そんなこんなでこちら!
サインとイラストがとっても可愛い!!!ポストカードも貰ってほくほく。
一生の宝物になりそうです🎵
おはなし会にサイン会に大満足な1日。またいつかお会いできることを祈ってます。