静かで熱い、未来へつなぐ4日間
誰もが「そこにいた」という事実を隠さなければならない。嘘をつかなければならない。
およそ2年ぶりとも言える屋外フェスは、そんな社会の空気感・閉塞感の中で、開幕した。
普段は「枠からはみ出ること」に美学を感じるロックバンドが、「ルールを守ることの大切さ」を説く。
そんな異様な光景には、ライブエンタメという文化の存続を願う、さまざまな人々の思いが強く表れていた。
そんな思いに反して、メディアでは、開催自体の是非を問う報道が連日行われていた。
「誰もがどこかで音楽に救われ