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NEO
2016年4月17日 00:58
0.プロローグ「七海、もう帰るの?」 美優紀は帰り支度をしていた少女に向かって言った。 七海と呼ばれた少女は美優紀の方を振り返り、「帰ります」と言って頷いた。 美優紀は首を振った。「あかん。今日は最後に新曲やるから見ていって」「はい」 七海が素直な表情でそう言うと、美優紀はいつもの笑顔を見せて、七海の頭に優しく手を置いた。 その時、彩は東京から大阪に向かう新幹線の中