上村松園 の美人画を見る
仕事や育児家事その他読みたい本山積みだけど
日本近代美術についてもちっと知りたい… というのが今年の課題であり目標であります。(今年もあっという間に2ヶ月が過ぎゆきますが)
ということで山種美術館で展示中の上村松園、見に行ってきました。
↓コチラ。
上村松園とは
どんな絵かはこちらからみてね。
①明治生まれの女性画家・松園
生まれた年に父を亡くした松園。気丈な母が茶園を営みながら、女手ひとつで彼女を画家に。鈴木松年という先生が、「松」の字をとり銘茶の茶園にちなんで「松園」とした。当時は女性の地位が低く、嫉妬や噂話など辛酸をなめたらしい。女性は強く生きなければならぬ。という信念を持っていた。小倉遊亀(1895‐2000)、片岡球子(1905‐2008)が後年活躍したものも松園がいたから、と言われる。
恥ずかしながら上村松園って女だったの!?というレベルの自分でした。
上村松園だって 美術本かなにかでちょっと絵を見たくらいだもの…この時代の作家って読み方難しいなとか程度…w
言われてみれば近代日本で女性の画家って珍しいかも。
つい最近まで女性が活躍するなんて難しい社会だったんだな…とあらためて。伊藤野枝の「コンチクショウ!」じゃないけど、松園も「今に見ていろ」精神で女性初の文化勲章受賞者に!かっこええ。
②同時代の美人画家として鏑木清方、伊藤深水がいたが、彼らは男性のため描く女性に色っぽさ艶っぽさが出ていた。一方で松園は女性にしか表現できない女性の上品な美しさを追求していた。
鏑木清方は私もちょっと知ってた。川瀬巴水とかお弟子さんもいっぱいいるイメージ… 東西でこの二人が並ぶとはこれまた知りませんでした(無知ムチ★)
若い娘の絵(『庭の雪』)なんかも、自分の娘の七五三のときに見たなんともいえない独特のさわやか甘やかさがあるな~
裾がはだけて見える肌なんかも全然エロチックじゃなくて透明感がすごい。
ここらへんが「松園」なんでしょうね。
③女性だからこそ、女性の髪形(髷の形)や 簪(かんざし)なんかのディテールが細かい。花鳥風月そのものを描くではなく、着物や帯の柄などに描きこんでいた。
まさにファッション、ヘアカタログといえましょう。江戸末期からご一新をへて、消えゆく江戸文化を描き残したいという気持ちがあったそうな。当時の風俗を知るにも貴重な資料なんだろうな~
④油彩絵具を何度も塗れる西洋絵画と違って、日本画は線が命。特に眉は全体のバランスがかわるので、一発勝負の最後の線として、気が抜けなかったそうな。
お化粧も同じやね…
⑤「上品な、清廉な空気感」も描いている。『杜鵑(ほととぎす)を聴く』は、絵のなかに杜鵑の声が描かれているように思えるし、『庭の雪』『春風』などもふうわりとした春の風や、風花のような瞬間を切り取っている。
これは私が見ての感想。女性だけではなくその周囲のふんわりとした空気感が描かれていて上品できれいだな… というのが今回全体の感想でした。
実物を見るとその透明感とか、着物の柄のキラキラした感じとか
全然違うなーと思いました…。(素人の感想)
ちなみに3月18日から国立近代美術館で「没後五十年鏑木清方展」が始まる。比べてみると面白いだろうな。
参考文献
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