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アクチュアリー受験体験記(きっかけ編)

前回の記事では、アクチュアリー試験でゲーム理論とコーポレートファイナンスを学んでいたことが、東工大院試における科目選択の決め手になったことを書きました!

今回の記事では、なぜアクチュアリー試験を受験しようと思ったのか、そのきっかけを書いてみます!

きっかけは2つあります。1つめは「義父」、2つめは「中国」です。


きっかけ①:義父

一番最初のきっかけになったのは、妻の父(義父)からの一言でした。

「○○さん(私の本名)、アクチュアリーっていうのはすごいのよ」

…まあ当時は「へえ」ぐらいの反応だけだったと思います笑

実は義父は大学院で数学を専攻し、高校で数学の教鞭をとっている、筋金入りの数学者でして。そして、そんな義父にとって憧れの職業・資格が「アクチュアリー」だったんですね。

そもそもアクチュアリーは高度な数学的知識で保険商品を設計する専門職。これをめざすのは、主には東大・東工大をはじめとした大学で数学をしてきたいわゆる"超優秀な数学ガチ勢"。彼らの多くは、まず著名な保険会社に「アクチュアリー採用枠」として就職し、入社後はひたすらアクチュアリー試験合格のための受験勉強をゴリゴリやる。そして1科目あたりの合格率が10%前後の科目を、1次試験で5科目、2次試験で2科目パスして、初めて正会員となるわけです。正会員になるまでの平均経過年数は約7年ともいわれています。"超優秀な数学ガチ勢"がゴリゴリ勉強して7年かかるって…やばすぎですよね…。もちろん、その艱難辛苦のリターンとして、高い年収および社会的地位が得られると。(※この辺多分に私の主観が入っていますのでもし間違っていたらごめんなさい)

義父は、そんなアクチュアリーという資格に、数学界隈の一人としてあこがれていたんですよね。


きっかけ②:中国

そして2つめのきっかけは中国への駐在でした。

実は私、メーカーの営業職をやっていたのですが、2017年7月~2019年12月まで、中国に単身駐在してました。

中国駐在はほんっっとに楽しくて、中国は第二の母国だと思っているくらいです笑。(中国駐在の話もまた別途記事に書きますね)

さてそんな中国駐在ですが、まあ日本とちがっていい意味でゆるかったのもあり、17:30定時が過ぎればあとはずっと自由時間。赴任当初は、終業後すぐに、中国人現地スタッフと一緒に麻雀やり始めて深夜2時過ぎまでやり通してました!笑

もちろんそれはそれで楽しかったのですが、ふと今後の自分のキャリアを考えた時に、この自由時間を活かしてなんかしらの資格でもとってみよう。そしてせっかくたくさん時間があるんだから、なるだけ取るのが難しい資格に挑戦してみよう。そんなことを考え始めるようになりました。

そこで、あの義父の言葉を思い出すわけです…!

「アクチュアリーっていうのはすごいのよ」

…じゃあアクチュアリー試しに受けてみよう!

こうした謎の経緯でアクチュアリーを受けることになるのですが…その先の話はまた次回の記事で書きます!

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