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#601 世界遺産は本当にいいのか【富岡製糸場周辺の再開発と隈研吾】

こんにちは
ヤギです

先日、はじめて群馬県へ行きました。(行ったことはあったけど、ゆっくり回るのははじめて)そこで富岡製糸場の周辺に行ったり富岡市役所やその周辺を少しだけ歩いて回りました。隈研吾氏関連の建物そして世界遺産の観光状況についてわたしなりに考えたことをまとめていきます。よかったらみなさんのご意見など教えていただければ幸いです。

群馬旅行記②となっております。昨日はランチの話などおすすめのお店を紹介しております。ですが、今回はややシビアな話です。
まだ昨日の記事を読んでいない方はこちらからどうぞ。


そしてこの記事を書いているときにXを見ているとバズっているツイートが回ってきました。それがこちらです。

この感想は記事の後半でお話します。

客引きのストレス

日本各地に点在する世界遺産。そこでは日本の歴史や文化を感じることができる魅力が詰まっています。ですが、その観光地化には光と影があります。旅行者の感じるストレス、地域の課題、そして公共投資についてなど問題があるとわたしは今回改めて感じました。

それが駐車場の客引きです。群馬県の富岡製糸場近くを通った際のことです。車で周辺を走っていると、細い路地から突然現れたおばさんが「駐車場はこちらですよ。1日〇〇円です」と呼びかけてきました。富岡製糸場を見学する予定がなかったため断りましたが、あまり良い気はしませんでした。

で、ふと香川県の金比羅山周辺でも体験したことを思い出しました。その時は土曜日でしたので、数メートルおきに駐車場案内のおっさんが立っており、歩行者も多く徐行していたのですがわたしの車をぽんぽんとし駐車場はこちらと誘導してたんですよね。それがめちゃくちゃストレスでした。今回来たのは平日だったのでそこまで多くありませんでしたが、休日ならどんな感じなのでしょうかね。

正直さ、観光地周辺での客引き行為は、逆に不快感を与えるケースのほうが多いのでは?と思ってしまいます。

世界遺産の再開発がもたらすものは何か?

世界遺産への登録は、観光地としての価値を高め、地域経済を活性化させる大きな契機となります。しかし、それが持続可能な発展につながるかどうかは、慎重に検討すべき課題でしょう。

富岡製糸場 年度別見学者数 より引用

いつ世界遺産に登録されたのか一目瞭然ですよね。そして直近の令和5年の見学者数というと367,466人とのことです。確かにコロナがあけてから右肩上がりではありますが…V字回復していくのでしょうか?

今回わたしが行きたかったのが富岡製糸場よりも富岡市役所であったり、世界遺産センターです。理由は隈研吾氏が関わっているからです。ま、それだけではありませんが…

富岡市役所ならびに周辺の再開発

おそらく登録を機に、富岡市では地域活性化を目的とした再開発が進められました。それが市役所に併設?された「世界遺産センター」です。隈研吾氏が設計を手掛けたこの施設は、木材を多用したあのデザインです。

⚫︎市役所

⚫︎世界遺産センター


2018年に市役所の新設が行われ、世界遺産センターは2020年にオープンしたようです。

参考:世界遺産センター

で、ここではじめのXの投稿に戻ります。他のニュースでも話題になっていましたよね。

3つの資料はいづれも富岡市役所のHPより引用

7割が国から賄われていますので大丈夫です!!!



…ということでしょうか?
新庁舎になり、7年くらいになるということですが、外観もオープン時とはかなり変わった印象を持ちますよね。

やっぱり建設費も考えなくてはなりませんが、維持管理修繕など長い目で見ないとその時は良いかもしれませんが建設費以上に重くのしかかるケースも多くあります。

●世界遺産の盛り上がりに乗じた設備投資は適切なのか?
 ⇒来場者が減少したら?そして設備の維持管理費は?
●地元民の生活
 ⇒交通渋滞や騒音トラブル、地価、ゴミ問題など…

世界遺産に登録されることがいいことなのか?そして周辺の再開発について資金面からしても疑問が残る富岡市役所、世界遺産センターでした。
みなさんはどう考えますでしょうか?ご意見ご感想をいただけますと幸いです。

以上です
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます
次回もお楽しみに
ではまた



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ヤギ@地方移住
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