Breaking Jazzに参加しましたw
小ネタ、っていうか基本的に自慢話ですww。
人は過去の栄光にすがって生きるのだ。
1. Breaking Jazzとは
私は知らなかったのですが、「ブレイキングダウン」という格闘技方面の配信があるそうです。基本的にアマチュアの腕自慢が出場して１分間の対戦を行うそうな。朝倉未来というRIZIN（という格闘技団体）の格闘家が始めた企画だそうで、アマチュア腕自慢の参加を得て、結構な話題になったとか。下記Wikiを引用。
BREAKING DOWN（ブレイキングダウン）は、日本のアマチュアキックボクシング及び総合格闘技大会。代表取締役社長は朝倉未来、スペシャルアドバイザーは朝倉海、白川陸斗、瓜田純士が務める[1]。
大会のコンセプトは「1分間最強を決める。」[2]。格闘技や格闘家のありきたりなイメージを壊し続けるという意味をこめて「BREAKING DOWN」と名付けられた[3]。喧嘩自慢、ボクサー、空手家、キックボクサー、柔道家、日本拳法、相撲、アームレスラー、プロレスラー、ラガーマン、陸上競技、YouTuber、TikToker、AV女優、ダンサー、など様々なバックボーンをもった人達が集まり「1分1ラウンド」で対戦する[4]。
この格闘技の事例を、江尻大作さんというクリエーター?の方がパクってw、アマチュアジャズギタリスト参加型エンターテイメントとしてYou Tubeの番組にしたのが "Breaking Jazz"ですね。そもそも、江尻さんも参加しているFacebookの「ジャズギター研究会」というコミュニティがあり、以前から活発かつ高度な意見交換がかわされていた模様で、そこに呼びかける形で始まったようですな。
で、この企画を始める時に江尻さんが目をつけたのが、ギタリスト、兼ライブハウス "Virtuoso Akasaka"の店主、矢堀孝一氏。彼をメインコメンテーターに迎え、アマチュアジャズギタリストの「投稿」を観てワイワイ楽しんだり、時に鋭い指摘をしたり、というのが番組の趣旨だそうです。
ちなみに、このVirtuoso Akasakaは若手ベテランを含めた日本の凄腕ジャズギタリストを次々とブッキングして「ジャズギターの聖地」とも評されるお店。夜な夜なジャズギターオタクが集まっており、上記の「ジャズギター研究会」のリアルバージョンとも言える研究会＋セッションの場も提供しています。矢堀氏はプロ・アマチュア双方の事情に詳しく、演奏者、教育者双方の立場からの論評やアドバイスができるということで、実に適任。そもそも、喋りが面白いし、ついでにいうと料理も上手い（ゴルフも上手い）。
というわけで、すでにBreaking Jazz 0.0回、0.5回という動画が配信されていたわけだが、これが滅法面白かった。いわゆる教則系動画というのは世の中星の数ほどあるわけだが、これはアマチュアギタリストの実際の演奏を観て聴いてコメントするという形式で実にユニーク。コメントも、演奏技術的な指摘だけではなく、意外な視点からのものが多く、また単純に面白い。ちなみに、この二作のキーワードは「感じ悪い」ですね。ほんとここに出てくる人たちみんな「感じ悪い」です（褒めてる）。
<記念すべき第0.0回>
<第0.5回:>
前回の「キングオブ感じ悪い」とプロギタリスト松原慶史さんがゲスト
2. 参加してみました
0.0回と0.5回を笑いながら観ていたのだが、いよいよ第1.0回を開催する、しかもテナーの三木俊雄さんをゲストコメンテーターとして迎え、ギター以外の楽器も参加可能という情報が入ってきた。今回は、主催者の江尻さんがベース、ピアノと歌で録音した ”Enigma”という曲の間奏を演奏する、というのがお題の。締切り間際(４日前ぐらい？)に知ったのだが、暇で対人関係が希薄になっている退職老人としては、承認欲求を満足させるという意味も含めエントリーしちゃうおかなと思いついてしまった。
で、早速盟友マスダ米笑氏に頼んで、もともとの伴奏トラックに打ち込みドラムとストリングスを加えてもらい、そこにサックス乗せてみました。ちなみに、マスダ米笑氏、水戸で別件で会った時にやらないか、とお誘いして、その後私が家に帰った頃にはすでに出来上がってネットで送ってきました。仕事が早い。その後、私が自宅でオーバーダブして、どうにか締切に間に合わせました。この手の曲のソロというのは実に難しくて、結構な時間格闘していたのは秘密だ。
というわけで、Breaking Jazz 1.0に無事ご採用いただきましたw 出てきてみたらなんと３時間の大長編。私の名前は結構あちこちで出てきますが、まずは関連するところだけ観てみたいという方は、34分ぐらいからどうぞ。私とコメンテーターお二人の関係性についても、語ってくれております。いわゆる「過去の栄光」ですな。ちなみに「お偉いさん」っていうのはフェイクです。
さて、この番組、見た目はオッサンたちが酒飲みながらビデオ観てダラダラ喋っているというだけなのですが、実は(アマチュア)ミュージシャンにとって為になるパワーフレーズてんこ盛りです。
キーフレーズをいくつか。是非本編でご確認を（長いけど）。
「育ちが良く」て「感じ悪い」人たち
シニアエイジのゴルフとジャズ
唐揚げ・ルンド
「ますだべいしょう」連呼w
嫌味なことやめようよw
聴衆を「連れて行く」
佐々木梨子さん全推し
「雑」→慎重に吹くこと（すみません）
アマチュアジャズサックスの90%は、、、（すみません）
オブリガートは歌に被らないのが原則（すみません）
ジャズとロックのMCの差
はじめから出し惜しみせずガツンと全力でイケ！（前回）→途中弾き過ぎだ！（今回）
サブスク時代におけるスターとは
それにしても、ジャズギターのハイエンド・アマチュアは本当にみんな上手いな。ちなみに個人的にはハンプティ・ダンプティの人と、岩手のたこ焼き王さんに「連れて行かれ」ました。
というわけで、一方向の教則系You Tube全盛の世にあって、双方向、実践的、かつエンターテイメント性に溢れたなかなかおもしろいコンテンツだと思いますので、（私の演奏はともかく）皆様も是非お楽しみください。
というわけで、過去の栄光自慢でございました。失礼しました。