認知特性を知って人生が変わった話

認知特性。人には言語、絵や映像、聴覚の3つの特性があり、それぞれ得意、不得意があるという。(ものすごくざっくりした説明ですみません・・・)

私は昔から学校の授業が苦手だった。

板書を写す、教科書を読む、それだけでは理解が半分しか出来なくて、国語のテストも不得意だった。

なので、消去法で理系に進み、大学も情報処理系の学科に進んだ。

大学センターの結果が最悪で、前期試験を落とし、後期の論文で確実に入れる大学を選んだ。

就職してから、仕事を覚えるとき、ふと気がついた。

「相手の言ってること、技術書に書いてある内容を、一旦頭の中で絵にするとわかりやすい!!!!!!」

これは私にとって大発見で、人生を変えたかもしれない。目の前が輝いて見えた。

今まで分からなかったことが、スラスラ理解できるから!

それからは一旦頭の中で想像して考えるようにするのがくせになっていた。

なので、頭で組み立てられないときは、たくさん質問した。

これじゃつじつま合わないな、とか、ここはどうなってる?とか。

おかげで私にとって仕事は楽しく、充実したものになった。


数年前、認知特性の本を知った。私は「視覚優位」だった。

これ…!!わたし!!言語が不得意!!(ショックアーンド立ち直り)

目からウロコがぽろぽろ落ちた。

言語を、言語のまま理解できる人がいるのか。。

そう、私は、みんな頭の中で一旦絵にして考えてるのかと思ってた。

言語を言語のまま理解できるなんて…。

私にとって難しい作業なので、最初ショックから立ち直れなかったけど、そういう特性なんだと受け入れた。

それからは、思い切って好きなことに打ち込もうと思った。

今まで好きだった写真やイラストやパンフ作成が、自分の特性によるものならば、どんどん活かせるんじゃないかと考えた。


これを、学生時代に知っていたら、もっと試験で点を取れていたんじゃないか、別の道を選べたんじゃないかと思うと、少し悔しい。

「教科書を読んでも理解できないことは、頭の中で絵を書いてみるといいよ」と、当時の私に教えてあげたい。

でも、それは叶わないので、かわりに子どもたちに教えている。

いろんな方法で理解してる人がいる。

それは誰かに何かを説明するとき、他のアプローチで説明したら伝わりやすいことを意味している。それが分かったことも、私にとってプラスになった。

子供をよく観察すると、長男は視覚優位かなー、次男は耳がいいなーとか、今までと観察する視点が変わった。

子供には、特性に合わせてアドバイスしていけたらいいなと思う次第です。


私が出会った本はこちらです。エビデンスに基づく内容で、読みやすく、どんどん惹き込まれました。

天才と発達障害 映像思考のガウディと相貌失認のルイス・キャロル (こころライブラリー) https://www.amazon.co.jp/dp/4062597020/ref=cm_sw_r_cp_apa_8LQtBbXAH3JYY


こちらのサイトでテストができます。




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