老親の体調変化に気づいた5つのきっかけ
老親の体調変化というのは急に起こるケースもありますが、我が家の場合は徐々に気づかされた、という感じです。
今思い返してみて、「あれは老親の体調変化だった……」と呼べそうなケースを心の声とともにまとめてみました。
【CASE1】弱音を言い出し始めた
ある日、病院にいくのに付き添っていってほしいと頼まれました。
診察の申し込みをしていると、受付や問診票の記入や看護婦さんとの対応が、なにやら、とてももたもたしていて、緊張のせいもあるのか、てきぱきと対応できなくなっていました。
突然、終活と言い始め、永らく使っていないモノ、お気に入りでないモノを処分し始めたり、「年賀状はやめる」と言い出しました。
【CASE2】後姿が、老人そのものに見えてきた
近所のかかりつけ医から、「持病の数値が少しずつ悪化している、一度、専門病院で検査してはどうか・・・」「今度、診察に来るときは、家族と一緒に来てください、ご家族にも説明したいので・・・」と言われました。
私といろいろおしゃべりしているときは元気でしたが、うしろ姿は、老人でした。
【CASE3】根気のいることを止めてしまった
60歳過ぎてからワープロ(当時の東芝の書院というペン書き入力が可能なやつ)やパソコンでのワード、エクセルの活用を習得したほど、機械に強い人だったのに、「操作方法を忘れてしまったので、パソコンはやめる」と言い出しました。
パソコンでのインターネットバンキング、振込や残高照会も、やめていました。
【CASE4】兄弟姉妹や旧友がなくなり、終末を意識し始めた
自分の兄弟姉妹、現役時代からの古い友人が順次、施設に入ったり、鬼籍に入りだしました。
「年賀状の交換も今年で最後です、お元気で」、というあいさつがあちこちから届きました。
【CASE5】お薬やお金の管理が面倒になってきた
かかりつけ医のところに通うのはできるけど、薬を毎日、毎回飲むのがおろそかになり、飲まないときが増えていきました。
お金の管理、通帳記帳、各種の支払いも億劫になり、代行を頼まれるようになりました。細かなこと、判断のいることが、億劫になってきました。
以上が、私が老親の体調変化に気がついた5つのきっかけでした。
両親とも、85歳を超えたあたりから、こんなことが順次、起きてきました。当時は、二人とも見た目は元気、口も達者でした。
70歳、80歳の延長で85歳、90歳を、当然のこととして迎えるのだろうと、思い込んでしました。
上に書いたような出来事が日々起きて、老親の終活、私の在宅介護が徐々に始まりました。
私には多少なりとも、介護保険や高齢者医療制度、在宅介護の手続きに知識があったので、老親の終活、在宅介護に本気で取り組もうと、覚悟した次第です。
このときは、私には、根拠もないのに、不安は全くありませんでした。今から思うと、まったくもって、想像力が不足していましたが・・・
皆さんは、どんな体験がありますか?
一緒に暮らしていて気づくこと、離れているからこそ気づくこともあります。
どんなに気を付けていても、24時間一緒でもないし、親子だから介入できないこと、親子だからこその障壁、葛藤もあります。
夫婦で60年連れ添っても、介入できない壁もあれば
60年連れ添ったことで、この期に及んで介入しすぎて、傷つけてしまうこともあります。
ぜひ💬コメントで体験談を教えてくださいね。
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