6月中旬になる
コルチゾールという単語が頭を巡る。
人との繋がりが健全と推奨されることに不安になるので、意味がありそうな無さそうな言葉を呟く。
コルチゾール、コルチゾール、コルチゾール。さて、落ち着いてきた。
そうして恐怖を薄めたら、再びSNSを見る。嫌いなのに見る。ストレスのかかったときに軽微な毒を摂取するのに近い行動。
ちょうどいいほの暗さの中にいて、明るくならねば普通でないという思い込みに、内側を焼かれる。
生きやすい場所があれば、それは正しいも誤りも遠く、実はない交ぜにしたものを栄養として生きている。
正しく普通であることが良いと教え込まれた過去は、脳のどこかに頑固な汚れを残しているが、もう私は自由になった。掃除にいそしむ。
過去の当たり前を今に反映させるのは、いっそ体に悪い生活習慣として見直す。