6月下旬へ。

忘れていたらいいものを。暇なので、脳みそがいらない記憶を引っ張り出す。

あの日の不満顔したお客さんの顔。昨日の親切を押し売るご婦人の声。

期待を越えなかった時に人は怒り、成功体験に固執しては狭い視野で見たいものだけを見る。不安とか不満とかが、それらの起爆センサーを高感度にするのだろう。

ともかく、あれは、彼らの内的な問題を外的な存在の私に押し付けられる不快感。持ってるごみを他人に押し付ける幼さよ。

周りから嫌われるのは、ゴミを自分で処理せず投棄を繰り返す、そのインモラルにある。溶けたアイスがうっすらついたままの包み紙をどうしたらいいか分からず周りの大人に渡して解決したと満足する子供よりも、落ちたゴミを拾って捨てることの出来る人が好かれるだけのこと。 

自分の価値観が普遍だと思う不遜さで、肯定できる理由を見つければ免罪符を持ったように遠慮なく、他所の土壌を汚染する。正義や親切の側にいるつもりで利己的に毒を撒く。

被害にあった恨み節を言えば、こうやって精神衛生をクリーンに保つために、気持ちを整えている。朝5時に。立ち直りの仕上げには、自分の分解能力を信じることだ。

彼らにはっきり突きつけよう。自分の人生を内在させよ。他人はゴミ集積所でない。


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