今日の夢(4/27)
私は子供の頃から、よく突拍子もない夢を見る。
夢は、「経験の整理」などと言われるが、経験したことのないようなことでも平気で夢に見る。
テレビや映画など、「映像」として記憶しているものは経験と呼べるのかも知れないが、小説や漫画でも、夢で可視化することができる、というのは特技の一つなのだろうか?
それとも、皆さんもそうなのかな?
今日の夢も、そんな未経験の出来事の一つで、今までに何度か見ている夢なのだが、自分がステージで有名人と一緒に熱唱する夢なのである。
観客席は満席、色とりどりのサイリウムが揺れ、割れんばかりの歓声の中、私は一緒に歌う歌手を袖からステージに招き入れるのだ。
今日は、美空ひばりさんだった。
歌い手であれば、それこそ夢見るような展開なのだろうが、私は恥ずかしながら、ステージに立ったことなど学芸会と卒業式以外ないし、ましてや歌を歌うなど、あるわけもない。
今まで一緒にステージに立ったのは、浜崎あゆみ、セリーヌ・ディオン、B’z、HYDE、五木ひろしなど、すぐに思い浮かぶだけでも、そうそうたるメンバーで、ジャンルも様々である。
ところが、私はこの皆さんはファンでもないし、まともに曲を聞いたこともない方々ばかり。
もちろん、高名な方ばかりなので、何かの番組などでは目にしているのだろうが、自分なりに思い入れのある歌手は出てこないのに、特に記憶もしていない方々ばかりがでてくるのはなぜなのだろう?
その他にも、幽体離脱して近所のマンションの給水塔に座って風景を眺める夢だの、ベトナム戦争で撃たれて死んじゃう夢(米軍の時もベトナム軍の時もある)だの、カエルになってミミズを食べる夢だの、ウサギになってキツネから逃げる夢だの、人間ばかりか幽霊になったり、両生類まで先祖返りしたりしてるのだ。
まだ昆虫になった夢は見ていないのだが、この先どんどん遡って、単細胞生物まで行ってしまうのか、不安になることもある。
また、「夢のコントロール」が可能だ。
これができる時は、「自分が寝ている夢」を見ることが前提にあるのだが、「今日はどんな夢を見ようかなー」と夢の中で考えると、その通りの夢が見られるし、手直しも随時可能(一旦停止して素に戻り、修正して続きを再生する感じ)だし、展開が気に入らなければすぐに目覚めること(これは実際に起きてしまう)もできる。
目覚めるだけならどんな夢の時でも可能で、おかげで怖い夢の時もギリギリまで夢を見て、いよいよヤバい!というタイミングで目覚められるので、怖い夢が始まっても「どうせ逃げられる」と余裕で展開を楽しむことができるのだ。
つまり、私は夢を見て「怖い」と思うことがなくなった。
最後に見た怖い夢は6歳の頃、夢の中でトイレに行くと、天井から髪の長い女の人が目の前に落ちてくる、という、びっくり怖い系の夢が最後である。
一時期は「もしかして精神的におかしいのか?」と真剣に悩んだこともあったが、おかげさまで今までそういった症状が出たこともなく、ろくにストレスも感じず毎日幸せに暮らせているので、たぶん大丈夫なのだろう。
年を取ると「夢を見なくなる」と聞くが、私は何歳まで夢を見られるのだろう。
私にとっては小説や物語の原案となることも多い夢だけに、ネタ切れにならないためにも夢を見続けたいものである。
と、今日はこの辺で、じゃわっとさんばばん!
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