ドラクエに学ぶ人生感①「レベル上げ」
「ドラクエは人生の縮図だ!」
どなたの言葉かは忘れましたが、ドラクエ3(RPGならほとんどの場合)をプレイしながら思い出す言葉の一つです。
どこかで「先生」と呼ばれる方から聞いた記憶はあるんですが、それが学生時代のことか、何かの講習で聞いたのか、定かではありません。
要するに、「言葉」だけが強烈なイメージとなって、まさに「呪文」のように脳裏に刻み込まれた、ということです。
考えれば考える程、「なるほどなー」と思います。
今日は、そんなことを思い出しながら、ちょっとした所感などを書き綴ろうかなー、と思いました。
「レベル上げ」サボると詰む!
「なんで勉強しなくちゃならないの??」
「なんで勉強しろと言われるの??」
まずもって、この質問をする方は「勉強した方がいい方」だと私は考えています。
逆に言えば、「その質問に自ら答えを出すためにする」のが「勉強」というものだと思うからです。
とは言え、実は私も未だこの質問への明確な答えは持っていません。
つまり、私もまだまだ「勉強不足」なのです。
「勉強」とは、ドラクエ世界でいうところの「レベル上げ」です。
ひたすら町の周りをウロつきながら、モンスターを退治して経験値を稼ぐという、超地味な事務的作業です。
もちろん、楽しくなんかありません。
早く次の町へ行って、新しい装備を整え、新しいダンジョンに挑みたい!
しかし、これを怠ると、次の町に辿り着く前に全滅の憂き目に遭ってしまう。
人生も同じ。
小学校で勉強をサボると、中学で苦労する。
中学校で勉強をサボると、苦労するどころか、そもそも高校に行くことすらできない可能性が出てくる。
そうなると、当然のように大学なんて行かない(行けない)。
これで終わりません。
社会に出ると、様々な場面でスキルや資格を求められます。
必要な資格が得られず、せっかく掴んだ就業の機会を逃してしまう可能性があります。
言い換えれば、「勉強」や「学校」と言うのは、将来の「職業選択の幅」を増やすための手段のひとつなのです。
ドラクエと違うのは、「リセットもやり直しもできない」ということ。
つまずきを取り戻すのに、かなりの苦労を強いられます。
「より強くなるよう勉める」と書いて「勉強」
そもそもなぜ、「学習」することを「勉強」と言うのが一般的なのか。
「より強くなるよう勉めること」こそが勉強だからです。
単純な「学習」だけではなく、生きていくために必要な「強さ」を身に着ける行為全てが「勉強」となるのです。
学校で言えば、先生や友人との付き合いから始まる人間関係、学校内での役割を学ぶ委員会や課外活動、体力や気力を錬成し、達成感や劣等感を学ぶ部活動などなど。
これらのことは、当然社会に出てからも必ず付きまとう問題です。
それも、より高度化、複雑化して待ち構えています。
ですから「勉強に終わりはない」のです。
人間として、よりよい明日を掴むため、当然のように繰り返していかなくてはならない「業」と言ってもいいかも知れません。
今の世代の方が当たり前に使用している「スマートフォン」があります。
これがあるとないとでは、生活に大きな差が生まれることでしょう。
「スマホなしの生活は有り得ない」という方も少なくないはず。
ですが、あなたがもし80歳を超えていて「スマホを使いこなせ」と言われたら、どうしますか??
新しい用語や感覚的な操作方法を、いちから学ぶ必要があるのです。
つまりは、使い方を「勉強」しなくてはならない。対応できなければ、便利な生活は手に入らないのです。
また、年金、各種制度、資産運用、保険など、外来の専門用語や数学的知識がないと、ろくに理解もできないでしょう。
これらのルールは「現行制度は理解」していても、自分がその世代になった頃に「大きく変わる」可能性があるのです。
実際、今の年金世代の方々は「年金さえ積み立てておけば老後は安泰」と言われて生活してきました。現実はどうでしょう?
「老後4,000万問題」や、度重なる需給開始年齢の引き上げ、介護保険料などの新しい制度による天引きなどで、とても「安泰」と呼べる老後が送れているとは言えない方も、たくさんいらっしゃいます。
そのために、80歳を過ぎても新たな法律や制度を理解するための「勉強」が必要になります。これはなかなかに大変なことだと、私は思います。
特別なことしていなくても当たり前に生きていくだけで、社会も当然のように「より強くなること」を求めてくるのです。
なので、
「その世代、年齢で必要な勉強(レベル上げ)をサボらない」
は非常に重要です。
社会に出たら、勉強する時間なんてない
仮に、無事に大学まで卒業し働き始めるとしますと、一日の三分の一以上を「労働時間」として過ごさなくてはなりません。
そうしないと、生活ができないからです。
ところが、仕事で必要な資格を取らなくてはならなくなることが、結構当たり前に出てきます。
FP、宅建、衛生管理者、危険物取扱、栄養士・・・その他、資格ではなくても各種試験など、あらゆるところに「勉強」が付きまとってきます。
あまりに複雑な物に関しては専門学校で学ぶ機会もあるでしょうが、それには相応の時間と費用が必要です。
資格を取らなくては、昇進はもとより、就業機会さえ失いかねないのです。
そうならないために、余暇を削り、睡眠を削り、「勉強」をしなくてはなりません。
当然、学校での勉強よりも専門性が強く、より高度で、応用的な知識や教養を必要とされるものばかりなのに、「勉強時間」が取れません。
学生の頃のように、「一日6時間を勉強に使える」なんていう人は、ほとんどいないでしょう。どんなにがんばっても、一日にその半分も充てることができたら、それは恵まれている方です。
そうなると、そもそも「勉強の仕方」を学んでいる必要が出てきます。
より時間を有効に活用するために「効率的」な勉強をしなくてはなりませんから。
「数学、やり直さないとダメだな」
「英語、もっとやっておけば良かった」
実際、そうしたくてもそんな時間はないのです。
だからこそ、「やれることはやれるうちにやっておく」がとても大切になってきます。
そうできる人と、できない人では「収入」や「地位」に大きな差を生むのです。
これは、社会人の多くの方が実際に体験していることだと思います。
若い頃には同じように、「なんで勉強すんの?」と考えていたかも知れません。
先程も言った通り、リセットもやり直しもできないのが人生。
気が付いた時にはどうしようもなくなって「逃げる」の繰り返しにならないように、先を見据えてしっかりと「レベル上げ」しましょう。
ドラクエでもそうですが、「逃げたくても逃げられない」という「確定戦闘」の場合が、人生でも必ず出てきます。
なんて、偉そうに言ってますがw
私も「勉強」が大嫌いでした。
学生時代、机に向かったことなどほとんどなく、毎日弾丸のように遊び回っておりました。
「古文? 平安かよっ!」
「英語? 17世紀の英語学んでどうすんのさっ!」
「数学? 社会に出て使わないでしょ!」
まあ、こんな感じでしたwww
私はいわゆる「学校での基礎学習」をほとんど捨て去り、遊びの中で「対人スキル」を磨いた典型パターンの人間だと思います。
そうした対人スキルと築いた人脈を生かし、まさに「生かされている」と言う言い方が最もふさわしいと思います。
そういう意味では、「違う勉強をしていた」とも言えなくもないですが、やはり私も「自分で何とかしないとどうにもならない場面」に出くわして、かなり苦労しました。
まさかに国家資格を「替え玉受験」してもらうわけにもいきませんからねぇ・・・。
で、大人になってから机に向かい始めたクチです。
なので、「学校が全て」などと言うつもりはありません。
もちろん「学校が勉強に適している場所」だと言うのは事実としても。
日常から、「何を学んで次へ活かすか」が大切だと思います。
つまり「日々を勉強にする」ということです。
それが学校生活でも、遊びでも、食事やトイレと言ったこと全てから「何かを学びとる姿勢」こそが「勉強」なんではないかなぁ、と思うのです。
とりあえず国語だけは、やってて良かった!
そんな「勉強(学習)嫌い」の私も、なぜか国語だけは真面目に取り組んでおりました。
まあ、「まともに授業を受けていた」くらいのことですが。
当時はそんなつもりは全くなく、教科書に読み物が付いていたので楽しかっただけなのですが、大人になってつくづくと「やってて良かった」と思います。
なにせ、「全ての問題は日本語で出される」のです。
TOEICなどは違いますが、「国家資格」というものはほとんどが日本語での出題です。
「この漢字読めない」「この言葉の意味がよくわからない」という状態だと、そこから勉強しなくてはならなくなり、「問題の読解力」がないと、「正しい回答」が導き出せない。
いわゆる「引っ掛け問題」に、期せずして引っ掛かってしまうことも有り得ます。
なので、「私は勉強は学校以外でするんだ!」という方も、「国語」だけはきちんと学習しておいた方が良いかも知れません。
「読む」だけでなく、「話す」「聞く」と言う、対人スキルの基本中の基本も自然と身に付くかと思います。
あれ、なんかドラクエどっかいった!
いつものことで申し訳ないんですが、勝手気ままに書いているうちにドラクエどっか行っちゃいましたw
結局、なんでも「レベル上げは大切よ?」ということだけ伝えられいてれば、他のことは個人的な世迷言レベルですので、あまりお気になさらずに。
という訳でございまして、そろそろドラクエ世界に戻って、レベル上げしたいと思いますw
それではみなさん、おやすみなさい。
良い夢が見られますように✨✨✨