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「オツトメしましょ!」設定資料③


はじめに

※※※ 一部ネタバレがあります! ※※※

本編をまだご覧になっていない方は、まずそちらをご覧ください!!

みなさん、こんにちは!
八神夜宵です!

「オツトメしましょ!」完結致しました!!!
応援、ありがとうございます!

設定資料③をお届けします!
可能な限り網羅したつもりですが、「これが詳しく知りたい!」というものがあれば、コメント下さい!

それでは、どうぞ!

登場人物

W (謎の男・アイツ)

奈良の博物館で脅威の身体能力を駆使し、由乃と千英が狙っていた漬物を掠め取っていった。二人からはほとんど「アイツ」呼ばわりされていたが、その生活態度や「素人臭い」盗みの仕方で、由乃の好奇心を強く揺さぶる。

「呪われた」と言うその体は、もはや人のものではなく、ホラーが苦手な千英が見たら、ショックで卒倒してしまいそうなレベルだと言う。

見た目とは裏腹に、紳士的(?)な対応を見せ、その信念と覚悟を本物だと考えた由乃は、戦利品全てを渡すこととなった。

明神の瑛吉

委員会作業班班長、35歳、本名は朱乃宮瑛吉
組合所属の盗め人つとめにんで、全国レベルで活躍する「明神一家」の「お頭」である。

「年寄」から異例の抜擢を受け、委員会所属となった。その裏には、なにやら陰謀が隠されているようである。

残忍酷薄な性格で、その上、下衆である。

「明神」は江戸期に活躍した、禰宜で盗賊だった「弥吉」の名跡である。

駒止の信二

委員会作業班班員、46歳、本名は早坂信二
盗め人としては中堅クラスで、お頭経験はないが、委員会で10年、そつなく勤め上げていることから、決して能力が低い訳ではないと思われる。

委員会経験のない瑛吉の相談役として、組合から瑛吉に付けられているが、そのやり方に不満を抱いている。

「駒止」は橋の台座や足場などを接合する器具のこと。
信二は最後の最後で、瑛吉に一泡吹かせたのである。

「年寄」(明神の八十吉)

委員会の中枢、最高意思決定機関である。
その全てを指して「年寄」と言う場合もあるが、一人を指す場合もある。

誰が「年寄」なのかは、名前どころか、正確な構成人数や具体的な活動なども含めて、本人たち以外、誰も知らない。

今回登場したのは、元権蔵の手下で、「盗めの三箇条」を破り掛け、追放になった「明神の八十吉」

用語解説

お頭

盗め人一家の長を指す、呼び方の一種。
他に、「親分」「頭領」「親方」など、一家ごとに呼び名が変わる。

メカニック解説

プルーフスーツ

聖から送られた寄木細工付トランクの中に入っていた、DARPAの「新製品」。

受けた衝撃を分散・吸収し、さらにそれを電気に変えることもできるという優れもの。その際、僅かに青く発光するため、外側に他の衣服を纏う必要がある。

起動に生体電流が必須となり、素肌の上に着用する必要があるが、「アルミが焦げたような臭い」が肌についてしまう。

ほとんどのライフル弾を無効化できるほどの耐弾性能を持ちながら、同時に耐刃、耐衝撃性能も同時に併せ持つ。


ヤモリ手袋&ブーツ

同じく、聖から送られたDARPAの新製品。手袋の方が先に届いており、ブーツはプルーフスーツと共に届いた。

エラストマー製で、表面にヤモリの足の裏のような微細な襞がある。これにより、ファンデルワールスりょくを最大限に引き出し、ガラスのようなつるつるの壁から、洞窟内の濡れた岩肌のような滑りやすいところまで、自在に張り付くことができる。

片手で約100kgまでの重さに耐えられる。

ブーツも同じで、こちらは靴の裏だけでなく、甲側、側面も襞で覆われ、つま先だけでも片足で約50kgまで耐えられる。

※ 嘘のようだが、実在している。


バイザーヘルメット

DARPA製。耳までを覆う、タクティカルヘルメットに、顔の上半分を覆うようにバイザーが付けられている。

バイザーはディスプレイにもなっており、望遠、熱感知、暗視などの視覚的機能の他、測距、方角、座標、作戦経過時間、部隊情報など、多岐に渡る情報を装備者に提供する。

全ての機能を視線と瞬きで操作することができ、当然ながら防弾性能も有している。バイザー色はクリアからスモークまで、自由に設定可能。

射出装置

DARPA製。前腕部に装着して使用する。
ガス圧でゴム弾(制圧用)、フック&ワイヤー、ネット、スタンダーツなどを飛ばすことができる。

美雨が使用したのは、スタングレネードにアルコール、ガソリン、エンジンオイルを混ぜ合わせた、特別製のもの。

片腕で4発。一度使用したら、再装填のためには専用の機器を使用しなければならない。


特殊警棒

三段伸長式のもの。最大長45cm。先端部分はスタンガンとしての使用も可能。

トヨタ ノア

由乃のセーフハウスに置かれている車両。
ミニバン。2012年式。ごくごく普通の車。

最後にゲートを突破したため、「ボコボコ」になってしまった。

ドローン

DARPA製。アメリカ海軍で試験運用中。
通称「カイリー」(ブーメランのアボリジニ語名称)

全翼型のドローンで、ブーメラン型の翼部分左右に、全方位に角度の変えられる、各3機(計6機)のファンを組み込み、高速での飛行を行える上にVTOL性能を持ち、ホバリングを始めとした、今までの軍仕様ドローン(偵察・攻撃)にはなかった機動を行うことができる。

この能力により、今までは空母や輸送艦のような、広い露店甲板を持つ艦船でなければ運用が難しかったドローンを、ヘリパッドのある艦船なら、どれでも運用が可能となった。

翼下パイロンに、ロケット弾4発を搭載可能。
現在、対潜能力、ミサイル運用能力を持たせる研究が続いている。

※ オリジナル。実在はしない。


おわりに

一部お気付きの方もいらっしゃるかも知れませんが、
「オツトメしましょ!」
は、
「わたなべなつのおにたいじ」
の「前日譚」の意味合いもあります。

「わたおに」も読み返して頂くと、絡まったストーリーが楽しんで頂けるかと思いますので、ぜひ、ご一緒に!!
できれば、スキも!
ええ!? 「創作大賞感想文」まで、書いていただけるんですかぁ!?

・・・と、まあ、それは冗談として(少し本気ですよ?)。

いやあ、何とか、締め切り前に書きあがって、良かったです。
最後の方は、「制限文字数」との格闘でした。

もっと盛り込みたいエピソードあった(美雨がなんで最後に射出装置を持ってたのか、とか、瑛吉のその後、とか、奥田准教授絡みとか・・・)んですが、泣く泣く、割愛しました。

本文、136,965文字で、ほぼ、ぴったり!

私、がんばったー!(自分でがんばった言うヤツ、怪しいですけどネ😅)

どなたかの琴線に、触れるといいなぁ。

ここまで、「スキ」や「コメント」で応援して下さった皆さん、本当にありがとうございました!

本作を持ちまして、八神夜宵の「創作大賞2024」は終幕となりました。
「ボクメガ」「わたおに」「W.I.A.」そして、「オツトメしましょ!」。

「ぐくり」は、ちょっと欲張って失敗しましたが、取材終えたら再開しますからね!

ほか、エッセイとかオールカテゴリに何本か、応募してます。
この後、「創作大賞感想」もギリギリまで、がんばるつもりです!

それでは、マジ読みしていただいた方々はもちろん、つまみ読み、通りすがりの方々まで、本当に本当に、ありがとうございました!!!

また、どこかで、お会いしましょう😁


2024.7.22 愛を込めて。
八神夜宵


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