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書庫冷凍パート2(1)


[書庫冷凍、書庫冷凍、書庫冷凍はメイジ]
と、言う訳の解らない怪文が今ネットの社会で問題になっている。

その解説を読むと
「ある場所に書庫があり、その書庫は冷凍する機能が
付いていると言う。
そしてその書庫には多くの貴重な文献が眠っていると言う。
特に、昔の偉人達の出来事を詳しく書き示す物が多く、
研究者達はその冷凍書庫を血眼になって探している」
との事だった。
さらに、その「冷凍書庫を見つけた者には多額の報償金が出る」との事。

僕はその報償金に心が奪われる。

「必ず見つけ出す。超能力者の名にかけて」
そう、僕は超能力者。全ての物を透視出来る能力を持つ。
気をつけ無いといけないのは、全てを透視出来るので、
全く見え無いのだ。最初の頃は苦労したが、今では自在にみたい所だけ見える。
ちょっとそこの君、ヤラシイ事を考えていないかい。
超能力者は正義の為にしかこの能力を使う事が出来ないのだ。
そんな事はさて起き、僕は冷凍書庫を探しに旅に出た。

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