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星は何でも知っていない#ボケ学会(1分で読める小説)➕追伸(750字)

空に煌めく星々は、多くの人間達を見ています。
だけど、それは夜だけしか見えないです。
見ようと思っても太陽が眩しく邪魔するのです。

星々は思いました。
人間達は、いつもぐうたらに寝ている。
人間とはそんなにぐうたら者なのか?
ある星は思いました。
…地球に一番近いお月様なら知っているかも知れない…
お月様に聞いてみようと、尋ねました。

けれど、お月様も夜の人間しか知りません。
しかし、地球に一番近いお月様は
「人間の事はなんでも知っているぞ」
と言う、プライドを持っています。
でも、人間の事は夜しか知らないです。
ましてや、満ち欠けのする月は
見える部分が限られています
お月様は、口から出まかせに
星々に向かって言いました。
「地球の人間はいつもぐうたらに寝ている!」
それを聴いた星々は、
「人間とは、ぐうたらな生き物だ」
と、怒りの気持ちを持って
宇宙に棲む恐怖の大王に
「地球人はぐうたらの役立たずです」
と報告したのです。
怒った恐怖の大王は「1999年の7の月に
地球に降りて行き人間を懲らしめる!」と
何故かノストラダムスに告げ口したのでした。
それを聴いたノストラダムスは予言書を書いたのでした。

でも太陽だけは明るい時の人間達をよく観ています。
人間達はよく働き、ぐうたらにはしていません。

人間の一部だけを観て「人間はぐうたらだ!」
判断している、月と星々を愚かな奴だと思いました。

太陽は、恐怖の大王に「地球人はぐうたらでは無い」
と、弁明したのです。
恐怖の大王の怒りは鎮まり人類の滅亡は回避されました。
でも、恐怖の大王は心変わりをノストラダムスに
告げる事は無かったのです
その為にノストラダムスは大恥をかいてしまいました。

追伸
人の一部だけ見て判断するのは危険が
伴いますね。
でも、我々はマスコミの一部の情報だけを
受け取り判断しかねないですね。

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