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鳥の歌の歌詞に想う(500字のエッセイ)


以前、「池中元太80kg」というテレビドラマの挿入歌に
「鳥の歌」がありました。
杉田かおるの歌です。
この歌は、一見すると、鳥の事を歌っているのかと思いますが、
これは、亡くなった人が、天国から恋人を見ていての
別れの歌なのですね。

🎵あなたがいた頃は、笑いさざめき・・
と、あります。
この歌詞には生前の想い出を感じます。
二番目の歌詞には
🎵あなたを想うのは、日暮どきから・・
と、あります。
これは、亡くなった恋人を想う気持ちの様に感じます

三番の歌詞に
🎵あなたはいつの日か、巣立つ私を、静かな微笑みで見つめてくれる。

ドラマでは、この三番だけを歌っていたので、
親子の関係の歌かと思っていました。
でも、一番から順を追って歌詞を見ると、
これは先立った人が恋人を想っている歌では無いでしょうか

「巣立つ私を静かな微笑みで見つめているのは誰か?」
それは、先だった人が自分の事を振り切り

「新しい人と幸せに暮らして欲しい」
と言う願望の様に聞こえます。
「静かな微笑みで観ている」
なんて、切ない歌詞でしょうか。


歌は、僅か数行のドラマであり、小説。
行間に想いを込めて表現している、素晴らしい作品。

そんな小説を書きたいと、いつも想う私です。


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