魔物の棲む世界 #ボケ学会(一分で読める小説)
豪雨が町を襲う。
降り止まない雨。
憎らしき雨。
雨が災害をもたらす。
人々を苦しめる。
それを見て笑う物あり。
天界に棲む魔物達は、悲惨な光景を観て
自分達の喜びに変えていた。
「愚かな人間どもよ。苦しむが良い。
お前達は、自らの首を絞めているのだ」
と、高笑いする魔物の達。
「もうすぐ、人類は滅びる。その原因を作った者達が、
我々の棲む世界を作っているのだ。
君、そうだろう?」
「そうです。魔王様のおっしゃる通りです。
でも、彼は遅いですね。もうそろそろ来ても良い頃ですが」
その時、ドアをノックする者あり。
ドアを開けると、彼は言った
「遅くなりました。阿部です」