小暑 蓮始開(はす はじめてひらく)
【24節季72候】
24節季72候を巡る。太陽と月のクロスポイント。
小暑の「蓮始開(はす はじめてひらく)」になりました。
凡そ、7月の12日から16日くらいをいいます。
私が今使っている暦は、神社歴ですが、本等の他の記録とは若干のずれを発生するのでご了承ください。
ちょうど、夏祭りの時期ですね。
また、精霊祭、迎え火、お盆の時期でもあります。
金沢の野田山が、人込みで賑わう時期ですね。金沢は、この時期にお盆ですし。
私のところは、旧盆でお参りするので、時期がひと月程ずれています。
お盆やお祭りの時期と重なるから、でしょうか。
それとも、逆?
蓮という、仏教を連想させる植物の花が開くという呼び方が付いています。
蓮の花というと、「泥より出でて染まらず」という、どちらかというと道徳的な意味合いで語られることが多いと思っていました。
夜明け前に咲き、日の出前にはしぼんでしまう花は、奇麗だが儚いものの象徴でしょうか。
蓮の花言葉は、「清らかな心」、「神聖」、「離れゆく愛」、「雄弁」だそうです。
蓮の花言葉は、調べてみるまで知りませんでした。
言葉って、イメージを直観的に表しますね。
神聖と別れ。
遺跡から発掘された、2000年以上前の実が花をつけた「大賀ハス」をご存じですか?
落合遺跡という遺跡発掘で、女子中学生が見つけた蓮の実を、大賀一郎博士が発芽させ花を咲かせた、いわゆる奇跡の蓮です。
放射性炭素による年代測定で、2000年前後の年代が出ていますから、2000年前の種が発芽し、花をつけたということです。
凄い生命力だと、感嘆させられます。
蓮というと、現代のわれわれから縁遠く見える蓮は、レンコンといえば身近な存在へと変容します。
私は、レンコンというと、きんぴらや辛子レンコンなどが好きですが、金沢って、レンコンの産地でもあるんですよね。
てんぷらや、おろしレンコンなど、料理も幅広く存在します。
また、精が付く食べ物としても知られています。
だから、昔からよく食べました。
レンコンのきんぴらは、クラシルなどにレシピがありますので、作ってみると良いですよ。
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