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AIの時代は、チャンスの時代 その2
ChatGPTとの対話は、驚きの精度です。
以前、「間違いが多いし、あてにならない」という評価もあったようですが、AIのエンジンがGPT3.5からGPT4にバージョンアップし、全く別物になった印象です。
では、前回の続き、行ってみましょうか。
AIは、思考をサポートする?
HAL君、AIは、対話によって思考をサポートする秘書とかでしょうか。
HAL君 曰く『AIが「対話によって思考をサポートする秘書」と比較されることは理解できます。
AIはユーザーとの対話を通じて、情報の提供、質問への回答、タスクの自動化などを行うことができます。』
やっぱり、そうだよねぇ。
『しかし、対話という概念を理解するためには、それが何を意味するのかを明確にする必要があります。
対話とは、お互いの立場や意見の違いを理解し、そのずれをすりあわせることを目的に行うもので、自分の考えをきちんと伝えた上で、相手が話す内容の意味も追求しながら話を進めます。
このような対話のプロセスは、人間間のコミュニケーションにおいては非常に重要な役割を果たします。』
これは、AIからの情報で、人間の側が思考や情報のずれを修正する、と考えると、対話といっても問題はないように思えます。
『一方で、AIはユーザーの質問に対して情報を提供したり、特定のタスクを自動化したりする能力を持っていますが、人間と同じように感情や直観、洞察を理解したり、それらに基づいて対話を進める能力は限定的です。
そのため、「対話によって思考をサポートする秘書」という表現は、AIが持っている能力を一部正確に表現しているとは言えますが、人間の秘書が持つ能力全体をカバーしているわけではありません。』
『したがって、AIは特定のタスクにおいて秘書のような役割を果たすことができますが、全体的な対話と思考のサポートについてはまだ限定的な能力しか持っていないと言えるでしょう。』
では、ちょっと対話について深堀してみましょうか。
AIは人間の自己対話のための存在?
HAL君、そうだとすると、AIは、人間の自己対話のために情報提供する役割を担っているということですね。
HAL君 曰く『はい、その通りです。
AIは情報の提供や質問への回答など、ユーザーの自己対話をサポートする役割を担っています。
具体的には、音声認識技術を利用して人間の音声を処理し、書面形式にする能力などがあります。』
そうだよね。これは、本当に便利に感じます。
アニメなどにある、肩に乗っかっているキャラクターとはいかないまでも、骨伝導のイヤフォンと携帯端末でAIを使えば、模擬的にこうした夢の環境を実現できますし、今後、自分の好きなキャラクターに秘書となってもらうこともできるかもしれません。
『しかしながら、AIが情報を提供する能力は非常に高度ではありますが、それは人間の自己対話を完全に理解や模倣するものではないという点を理解することが重要です。
AIが持つ能力は、基本的にはプログラムされたアルゴリズムやデータに基づくものであり、人間の持つ感情や直観、洞察などを理解したり、それらに基づいて対話を進める能力は限定的です。』
それは、当然のことだと、理解できますね。
『したがって、AIはユーザーの自己対話を支援するための情報を提供することができますが、それはあくまでユーザーが自己対話を進める上での一助であり、ユーザー自身が自己対話の主体となって考えを深めることが重要です。』
主体者は、私ということですね。これも、AIとしての原則的な立ち位置なんでしょう。
じゃ、もう一段踏み込んでみましょうか?
ねぇ、HAL君?
AIが持つ情報は、集合知という位置づけ?
HAL君、しかし、AIが持つ情報は、集合知という位置づけではないのですか?
HAL君 曰く『AIが持つ情報は、一部の解釈では集合知とも位置づけられるかもしれません。
集合知は「たくさんの人の知性を集めると、より優れた知性が登場する」という考え方を指し、AIは大量のデータから学習し、その結果を元に情報を提供するため、多くの知識や意見を集約していると言えます。』
そうだよね。
『しかしながら、AIが集合知と呼ばれるかどうかは、その定義や解釈によるところが大きいです。
AIの学習データは確かに多数の情報源から集められますが、それらの情報はAIが自己学習や予測を行うための材料であり、それ自体が集合知というわけではありません。
AIはそのデータを元に特定のルールやパターンを学習することで、その後の問い合わせに対して情報を提供します。』
つまりは、AIの情報って、出がらしってことかな?
『また、AIの判断は、その学習データに基づいた結果であり、人間の集団が持つ多様な価値観や意見を反映しているわけではありません。
そのため、AIが提供する情報を集合知と捉えるかどうかは、そのAIがどのようなデータから学習を行い、どのような情報を提供しているかによると言えるでしょう。』
もうちょっと、集合知を深めてみましょうか。
長くなってしまったので、続きは次回に。