台湾各地に残る「眷村(けんそん)」
台湾に来たことのある方なら、何度か「眷村」という言葉を見かけたことはあるのではないでしょうか。
「眷村の昔懐かしい味」という謳い文句を掲げた食堂もよく見かけますし、台中でレインボー・ビレッジとも呼ばれるカラフルな「彩虹眷村」も日本人に人気です。
エドワード・ヤン監督の映画 『牯嶺街少年殺人事件』も、眷村で暮らす外省人たちの暮らしを教えてくれます。
私が昨年から少しずつボランティア翻訳しているオードリー・タンさんの父方の祖母、ツァイ・ヤーバオさんの自伝『追尋 — 鹿港から眷村への歳月』のタイトルにも「眷村」という文字があります。
そこで、今日はざっくり「眷村」について説明してみようと思います。
ここから先は
2,309字
/
29画像
¥ 120
期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
こちらでいただいたサポートは、次にもっと良い取材をして、その情報が必要な誰かの役に立つ良い記事を書くために使わせていただきます。