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「フェミニズムとは楽になるためのもの」ーー田嶋陽子さんが教えてくれたこと

ジェンダーにまつわることを書いたり、発信することはあっても、自分のことをフェミニストだと思ったことはありません。

「フェミニズム」って、ちゃんと学術的なこと知っていない使ってはならない言葉だと思っていたし、正直なところ、お作法が厳しいものだと思っていました。

そんな私が昨年冬の東京出張中、台湾在住ルポライターの田中美帆さんに連れて行ってもらった「エトセトラブックス」は、フェミニズムにかかわる様々な本を届ける出版社。東京の新代田橋駅からすぐのところで曜日限定のブックショップも経営されています。

新代田橋駅から徒歩すぐでした! 平日でしたが、お客さんがひっきりなしに訪れていました。
ブックショップ店内。ポップによる解説を用いながら、国内外のさまざまなフェミニズム本が紹介されています。(撮影許可をいただきました)

美帆さんと訪れたブックショップの書棚には、これまでフェミニズムを知らないままに読んできた本や、好きな作家さんの本が並んでいて、「そうか、これってフェミニズムだったんだ」「このテーマに関心を寄せる人は他にもいたんだ。しかも、すごく詳しく調べて書いていらっしゃる。私は一人じゃなかったんだ」と勝手に励まされるような気持ちになりました。

ブックショップが提供する、学生・10代に向けた割引サービスは、寄付によって成り立っています。応援したい人が寄付をすると、その金額分が学生、10代の方の割引に適用される仕組み。
1口1,000円から、何口でも購入可能とのこと。(詳細

台湾に持ち帰るスーツケースの重量や、東京出張の出費を気にしながらあれこれ悩んだ末に購入したのはこちらのお本たち。

春節休暇中に手に取ったのは、「エトセトラブックス」が発行するフェミマガジン『エトセトラ』のバックナンバー『WeLove 田嶋陽子』特集。

『エトセトラ』vol.2は、山内マリコさん、柚木麻子さんの責任編集『WeLove 田嶋陽子』特集。

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