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末廣圭「人妻盗み」

末廣圭「人妻盗み」。電子復刻第68弾。官能ロマン小説なので、今日のお話しは、女性の方々は読まなくて結構。コンビニエンスストア「カワハラ・ストア」の社長を継いだ川原順平。35歳にして、33歳の美しい妻・由紀、小学校2年生になる娘の舞がいて、生活は順調そのもの。今回は自分の妻を含む5人の人妻の盗みに興じる。どんな貞淑妻も、心に欲求不満が潜在していることを描く。それは亭主の浮気であり、繁忙であり、高齢による老化だったりする。そんな彼女たちの煩悶を、順平は衰え知らぬ精力で、ストレス解消させる。
 繁華街で順平を誘った少女・神保梢はまだ16歳。しかし酒も性も達者なものだ。しかし別れ際に「ママを盗んで」。自慰行為に耽ける母親を満たして欲しいとの願い。その母・神保美穂子は38歳にして、叶和貴子風の和風美女。聞けば夫は63歳で男性機能は既に衰えているが、美穂子の女子大同級生である相澤聡子にはアプローチをかけている。夫の愛人となった聡子に美穂子はレスビアンの関係を結んで満たされていた。そこにいた順平も誘い込まれて3Pの狂乱となった。
 一方で妻・由紀の後輩である足立貴子30歳は夫・真一33歳と性生活がうまくいかず、不妊の悩みを打ち明けられていた。由紀と順平は階下の部屋を貸し、貴子の性生活を覗き見する。覗いている方が興奮して、車で深夜のラブホテル泊まりに。足立夫妻の性生活の不一致を実地検分した順平は、貴子を日比谷の高級ホテルで心身を開かせる。それに加えて、娘の舞のスイミングスクールコーチである水野結花・28歳に温泉宿の露天風呂での水泳実技指導を志願する。ダメもとのオファーだったが、夫の浮気にモヤモヤしていた結花は、思いもかけず順平の申し出を受け入れる。
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