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初の映画パンフレット編集は「シンペイ 歌こそすべて」

実は生まれて初めて映画🎬パンフレットを編集した。映画🎬「シンペイ 歌こそすべて」(中村橋之助主演)のパンフレットの編集を、ずっと親しくしてくれていた新田博邦プロデューサーが振ってくれた。おそらくこれまでの友情の見返りだったのだろう。もちろん出版業界に長くいたので、書籍の編集はしたことがある。しかし映画のパンフレットは、書籍と似て非なるものである。書籍ならば、編集者は著者の意向を汲みながらも主体的に編集できる。しかし映画のパンフレットの意志決定者はプロデューサーである。それも総頁数36(絵本より多い)という結構なボリューム。

出来上がったパンフレット


 思った以上に大変な作業だった。最初から映画作りに関わっていたわけではなかったから、状況がわからない、人脈がない。それでも適宜に関係者を紹介してくれた。書籍と違って、最初になかったコンテンツが後から後から次々と増量。『え、え、え‼️』という印象。あと思いもかけず、中山晋平先生の楽曲解説を1ページ分書くことになった。しかしこの業界ではそんなこと当たり前の模様。印刷だって納期4日間。それでも校正も色校も可能。ともかく自分以上にデザイナーが大変。組版の複雑な実用書やビジネス書では、実際に本を作っているのは編集者というよりデザイナーである。映画パンフレットもまさにそれである。
 結果的に映画のエンドロールにもパンフレット編集者として載せて頂いた。ありがたいことである。できたパンフレットを手にして感慨無量である。忙しかったが、充実した時間だった。また翻訳家の越前敏弥先生、旅行作家兼「街々書林」店主の小柳淳氏には映画🎬レビューを寄せて頂いた。新田博邦プロデューサーに感謝である。

表紙
裏表紙

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